チワワに斜視が多い理由は?見分け方・治るのかと受診の目安を解説

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チワワに斜視が多い理由は?見分け方・治るのかと受診の目安を解説

「うちのチワワ、なんだか目の向きがずれている気がする…」と気づいて、不安になって検索された方が多いと思います。

「これって病気なの?」
「治してあげたほうがいいの?」
「病院に連れて行くべきタイミングは?」

大切な家族の目のことですから、心配になりますよね。その気持ち、めちゃめちゃわかります!

この記事では、チワワに斜視が多い理由から、治療が必要なケースとの線引き、受診の目安まで順番にお伝えします。先に安心できることをひとつ。チワワの斜視は生まれつきのことが多く、日常生活に支障がなければ治療しないで見守れるケースが多いんですよ。

この記事でわかること
  • チワワに斜視が多い3つの理由
  • 内斜視・外斜視の違いと、おうちでできる見分け方
  • 治療が必要なケースと、見守っていいケースの線引き
  • 急いで受診したほうがいいサインと、隠れていることがある病気
  • 斜視のチワワと暮らすときのお世話のポイント
目次

チワワに斜視が多い3つの理由

チワワに斜視が多い3つの理由

チワワに斜視が多いのは、頭と顔が小さいわりに眼球の大きさは他の犬種とほぼ同じで、目の受け皿(眼窩)が浅い体のつくりをしているからです。生まれつき(先天性)のことがほとんどで、斜視だけなら病気ではなく、日常生活に支障がないケースが多いと言われています。

まずは「なぜチワワに多いのか」を知ると、必要以上に怖がらなくてよくなります。理由は大きく3つあります。

理由①頭と顔が小さく目の受け皿(眼窩)が浅い

意外に思われるかもしれませんが、犬の眼球そのものの大きさは、大型犬でも小型犬でもあまり変わらないと言われています。チワワの目が大きく見えるのは、目が大きいのではなく、顔が小さいからなんです。

小さな頭に対して眼球の大きさはそのままなので、眼球を収める受け皿(眼窩・がんか)が浅くなります。その結果、目が前に押し出されるような形になり、視線の向きもずれやすくなるというわけです。

目が前に出ている構造は、斜視だけでなく、目の乾燥や傷にもつながりやすいと言われています。チワワの目のトラブル全般が「顔が小さいこと」とつながっている、と覚えておくとお世話の見通しがよくなりますよ。

頭のてっぺんが丸くふくらんだ「アップルヘッド」と呼ばれる頭の形も、チワワの特徴です。同じような頭の形をしたトイプードルやポメラニアン、パグやシーズーなどにも斜視は見られやすいと言われていて、チワワだけが特別というわけではありません。

理由②生まれつき(先天性)がほとんど

チワワの斜視は、生まれつきの先天性がほとんどとされています。遺伝や体のつくりが関係しているので、子犬のうちから視線のずれに気づくことが多いんです。

ここでお伝えしたいのは、生まれつきの斜視は誰のせいでもないということです。「私のお世話が悪かったのかな」と自分を責める必要はまったくありません。

先天性の斜視は視線の向きがずれているだけで、体の健康とは別の話であることが多いと言われています。詳しい線引きは後半で説明しますね。

理由③子犬の頃は目の筋肉が発達の途中

子犬の時期は、眼球を動かす筋肉がまだ発達の途中です。そのため一時的に視線が定まらず、斜視のように見えることがあります。

成長して顔の骨格や筋肉が整ってくると、視線のずれが目立たなくなっていく子もいます。「子犬の頃はけっこう外を向いていたのに、大人になったら気にならなくなった」という変化は珍しくないようです。

ただし、必ず目立たなくなるとは限りません。大人になっても斜視のままの子もいますが、それ自体は個性として付き合っていけるケースが多いんですよ。

生まれつきの斜視は誰のせいでもありません。まずは「チワワに多いこと」だと知ってあげてくださいね。

チワワの斜視とは?内斜視・外斜視の違いと見分け方

チワワの斜視とは?内斜視・外斜視の違いと見分け方

斜視とは、左右の黒目が視線の先を向かず、内側や外側などにずれている状態のことです。黒目が内側に寄るものを内斜視、外側に向くものを外斜視と呼び、チワワでは外斜視が多い傾向があると言われています。

斜視とは?内斜視と外斜視の違い

斜視は、両目に出ることもあれば片目だけに出ることもあります。ずれる方向も内側・外側だけでなく、上下や斜めを向くことがあります。

  • 内斜視:黒目が内側(鼻側)に寄っている状態
  • 外斜視:黒目が外側に向いている状態。チワワに多い傾向
  • 上下・斜め:黒目が上や下、斜めにずれている状態

人では左右の目が別の方向を向いた状態を軽い俗称で呼ぶことがありますが、からかいの意味を含む言葉とされているので、この記事では「外斜視」という呼び方で統一しますね。

おうちでできる斜視の見分け方

見分け方はシンプルです。チワワが落ち着いているときに、真正面から顔を見てあげてください。

  • 両方の黒目が、同じ方向(こちら)を向いているか
  • 片目だけ外側や内側にずれていないか
  • おやつを目の前で左右に動かしたとき、両目で追えているか
  • 歩くとき、物にぶつかったり引っかかったりしていないか

正面から見て黒目の向きが左右でそろっていなければ、斜視の可能性があります。ただ、視線のずれ=すぐに病気、ではないので、まずは落ち着いて観察を続けてあげてください。

おやつで確認するときは、鼻先から20〜30cmくらいの距離でゆっくり左右に動かすのがコツです。速く動かすと顔ごと動いてしまうので、目の動きだけを見たいときはゆっくり、が合言葉です。

片目だけずれているのか、両目ともずれているのかもメモしておきましょう。写真を正面から撮っておくと、後から見比べて変化に気づきやすくなります。

斜視と間違えやすい状態もある

実は、斜視に見えるけれど心配のいらない状態もあります。判断の参考に、間違えやすいものを表にまとめました。

斜視に見える状態実際はどうか
あくびの最中・直後顔の筋肉がゆるみ、一時的に目の位置がずれて見えることがある
眠そうなとき焦点が合わず、視線がずれて見えることがある
子犬の時期目の筋肉が発達の途中で、視線が安定しないことがある
瞬膜が見えているとき目頭の白い膜(瞬膜)が目立つと、黒目がずれたように見えることがある

一時的なものなら、時間がたてば元に戻ります。「いつ見ても同じ方向にずれている」かどうかが、斜視かどうかを見分けるひとつの手がかりになりますよ。

ちなみに、チワワは目が大きく見えることから見た目の印象を検索されやすい犬種でもあります。見た目にまつわる誤解についてはチワワが気持ち悪いと言われる理由7つは誤解?本当の魅力をやさしく解説でも詳しくお話ししています。

チワワの斜視は治る?治療が必要なケースとの線引き

チワワの斜視は治る?治療が必要なケースとの線引き

生まれつきの斜視は、日常生活に支障がなければ治療しないで見守ることが多いと言われています。一方で、大人になってから急に斜視になった場合は、背景に病気が隠れていることがあるため、早めの受診がすすめられています。

生まれつきの斜視は治療しないことが多い

「治してあげなくていいの?」と思うかもしれませんが、先天性の斜視は視線の向きがずれているだけで、本人(本犬)は生まれたときからその見え方に慣れています。

ごはんを食べて、お散歩して、遊んで眠る。この毎日に支障がなければ、無理に治す必要はないと考えられることが多いようです。

むしろ「見た目を整えるためだけの治療」は、体への負担とのバランスから慎重に考える必要があります。かかりつけの動物病院で相談しながら、その子に合った付き合い方を決めてあげてください。

成長とともに目立たなくなる子もいる

子犬の時期は顔の骨格や目の筋肉が大きく変わっていく時期です。この過程で、斜視が少しずつ目立たなくなっていく子もいます。

完全にまっすぐになるとは限りませんが、「外から見てほとんど気にならない程度に落ち着いた」という声はよく聞かれます。子犬のうちは、焦らず成長を見守ってあげるのがおすすめです。

逆に、成長とともにずれが強くなっていく、他の気になる様子が増えてきた、という場合は一度動物病院で相談してみてください。

おすすめなのは、月に1回くらい正面からの写真を撮っておくことです。毎日見ていると小さな変化には気づきにくいものですが、写真を並べると「良くなっている」「変わらない」「強くなっている」がひと目でわかります。

この記録は、病院で相談するときの資料にもそのまま使えます。スマホのアルバムに「うちの子の目」フォルダを作っておくと続けやすいですよ。

手術という選択肢とその注意点

斜視には、眼球を動かす筋肉を調整して視線のずれを軽くする手術があると言われています。ただし、犬のこの手術は人ほど一般的ではなく、対応している病院も限られるようです。

手術には全身麻酔が必要で、小さな体のチワワには負担もあります。処置の内容によっては視力に影響が出る可能性も指摘されています。

そのため、手術は「日常生活に支障がある場合の手段」と位置づけられることが多いようです。やるかやらないかは、獣医師とよく相談して決めるのが安心ですよ。

チワワの斜視で受診すべきサインと隠れていることがある病気

チワワの斜視で受診すべきサインと隠れていることがある病気

注意したいのは、今までまっすぐだった目が、あるとき急にずれてきたケースです。大人になってからの斜視(後天性)は、脳や神経の病気のサインとして現れることがあるため、早めに動物病院で相談することがすすめられています。

急に斜視になったときは早めに動物病院へ

生まれつきの斜視と、急に現れた斜視は、意味合いがまったく違います。ここがこの記事でいちばんお伝えしたいポイントです。

もともと目に異常がなかった子が、成長してから突然斜視になった場合は、目そのものではなく脳や神経の異常が背景にあることがあります。「様子を見よう」で長く待たず、早めに受診してあげてください。

水頭症(チワワに多いと言われる脳の病気)

水頭症は、脳の中の脳室というスペースに脳脊髄液という液体がたまりすぎて、脳が圧迫されてしまう病気です。チワワをはじめとする小型犬に多いと言われていて、斜視がサインのひとつになることがあります。

斜視のほかに、次のような様子がないかも合わせて見てあげてください。

  • ぼんやりしていることが多く、呼びかけへの反応がにぶい
  • 同じ方向にくるくる回り続ける
  • トイレなどの覚えがなかなか進まない
  • けいれんを起こしたことがある
  • 頭のてっぺんがドーム状に大きく見える

水頭症は1歳までの若い時期に症状が出ることが多いと言われています。子犬のうちは特に、斜視と合わせて上のような様子がないかを見てあげてください。

また、チワワのほかにもトイプードル・ポメラニアン・マルチーズ・パグなど、小型犬や短頭種に多い傾向があるとされています。こうした様子が重なる場合は、早めに動物病院で相談してみてください。

診断や治療の方針は、検査をした獣医師にしか判断できない領域です。この記事では「気づくためのサイン」までをお伝えしています。

脳腫瘍・前庭疾患などが隠れていることも

高齢になってからの斜視では、脳腫瘍が背景にあるケースも報告されています。斜視のほかに、けいれんや食欲の低下、性格が変わったように見えるなどの変化が出ることがあるようです。

また、体のバランスを保つ器官に異常が起きる前庭疾患でも、目の動きの異常やふらつきが見られることがあります。いずれも「斜視だけ」でなく「斜視+他の変化」がそろったときが受診のサインです。

受診の目安チェックリスト

迷ったときのために、受診の目安をチェックリストにまとめました。当てはまるものが多いほど、早めの相談がおすすめです。

  • 今までなかった斜視が、急に現れた
  • 視線のずれが日ごとに強くなっている気がする
  • 歩き方がふらつく、まっすぐ歩けない
  • 食欲や元気が明らかに落ちている
  • けいれん・おう吐・呼びかけへの反応のにぶさがある

受診するときは、気になる様子をスマホの動画で撮っておくのがおすすめです。診察室では症状が出ないことも多いので、おうちでの様子の動画が獣医師にとって大きな手がかりになります。

病院ではまず、意識や歩き方、反射などを確認する検査から始まることが多いようです。痛みを伴わない検査から進んでいくことがほとんどなので、怖がらずに相談してみてくださいね。

「急に出た斜視は早めに受診」だけ覚えておけば大丈夫。動画を撮っておくと診察がスムーズですよ。

斜視のチワワと暮らすときのお世話のポイント

斜視のチワワと暮らすときのお世話のポイント

斜視のチワワとの暮らしで大切なのは、治すことよりも「毎日の観察」と「けがをしにくい住まいづくり」です。目の様子の変化に早く気づける習慣があれば、万が一のときも慌てずにすみますよ。

毎日の目のチェックを習慣にする

朝のスキンシップのついでに、顔を正面から見る習慣をつけてあげてください。チェックするのは、黒目の向き・目やにの量・充血の有無の3つで十分です。

チワワは目が前に出ている分、目のトラブル全般に気をつけたい犬種です。「いつもと違う」に気づけるのは、毎日見ている飼い主さんだけなんです。

目やにや涙で目のまわりが汚れていたら、ぬるま湯で湿らせたコットンでやさしく拭き取ってあげましょう。ゴシゴシこすらず、目頭から目尻へ一方向に、が基本です。

拭いても充血が続く、目やにの色や量がいつもと違う、しきりに目をこする。そんなときは目の病気が始まっているサインかもしれないので、動物病院で診てもらってくださいね。

住まいの工夫でけがと転倒を防ぐ

斜視の子は、距離感がつかみにくく物にぶつかりやすいことがあります。家具の角にコーナーガードをつける、通り道に物を置かない、といった小さな工夫でけがを防げます。

フローリングには滑り止めマットを敷いてあげてください。転倒を防ぐことは、チワワに多い膝のトラブル対策になるだけでなく、頭を打つ事故を避けることにもつながります。

チワワの体の小ささゆえの注意点は、チワワが小さいのはなぜ?標準サイズと極小チワワの注意点でも詳しくまとめています。

定期健診で「かかりつけ」を持っておく

斜視そのものの治療をしない場合でも、定期健診は受けておくのがおすすめです。ふだんの状態を知ってくれているかかりつけの先生がいると、変化が出たときの相談が格段にスムーズになります。

健診のタイミングで「うちの子の斜視は経過観察でいいですか?」と聞いておくと、日々の不安もぐっと軽くなりますよ。

チワワの斜視に関するQ&A

チワワの斜視に関するQ&A

最後に、チワワの斜視についてよくいただく質問にお答えしますね。

チワワの斜視は病気ですか?

チワワの斜視は生まれつきのことが多く、斜視だけであれば病気ではないと考えられるケースが多いです。ただし、大人になってから急に現れた斜視は病気のサインのことがあるため、早めに動物病院で相談してください。

斜視のチワワは目が見えにくいのですか?

先天性の斜視では、視力への大きな影響はないと考えられていることが多いようです。心配なときは見え方そのものより、物によくぶつかる・段差でつまずくなど、暮らしぶりの変化を観察してあげてください。

子犬の斜視は成長すると治りますか?

子犬の時期は目の筋肉や骨格が発達の途中のため、成長とともに斜視が目立たなくなる子もいます。必ず治るとは言い切れませんが、日常生活に支障がなければ焦らず見守って大丈夫です。気になる場合は健診のときに相談してみてください。

チワワの斜視は予防できますか?

生まれつきの斜視は体のつくりによるものなので、予防は難しいと言われています。一方、後から起こる斜視の背景には頭のけがや病気が関わることがあるため、転倒防止の床対策や定期健診がリスクを減らす工夫になります。

お迎え前のチワワに斜視があったらやめたほうがいいですか?

斜視だけを理由にお迎えをあきらめる必要はないと考えられています。斜視があっても元気に暮らしている子はたくさんいます。気になる場合は、お迎え前に健康状態を確認できるか販売元に聞き、お迎え後に健診を受けると安心です。

まとめ:チワワに斜視が多い理由と受診の目安

チワワに斜視が多いのは、小さな頭に対して眼球の大きさは変わらず、目の受け皿が浅いという体のつくりが理由でした。生まれつきの斜視は、日常生活に支障がなければ見守っていけるケースが多いんです。

  • チワワの斜視は生まれつき(先天性)がほとんど
  • 斜視だけなら治療せず見守ることが多い
  • 成長とともに目立たなくなる子もいる
  • 急に現れた斜視は病気のサインのことがある→早めに受診
  • 毎日の目のチェックと、転倒を防ぐ住まいづくりが安心につながる

大切なのは、斜視を「治すべき欠点」ではなく「その子の個性」として受け止めつつ、変化にはすぐ気づけるようにしておくことです。まずは今夜、正面からお顔をじっくり見つめるところから始めてみてくださいね。

気になる症状があるときは、自分で判断せず早めに動物病院で相談してください。

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※フードを切り替えるときは、今のごはんに少しずつ混ぜながら1週間ほどかけて移行してあげてくださいね。

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