チワワが小さいのはなぜ?標準サイズと極小チワワの注意点

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チワワが小さいのはなぜ?標準サイズと極小チワワの注意点

「チワワってどうしてこんなに小さいの?」「うちの子、小さすぎないかな?」と気になったこと、ありませんか。

チワワは世界でもっとも小さい犬種のひとつとして知られています。ただ、小さければ小さいほどいいというわけではなく、犬種として決められた大きさの下限もあるんです。

この記事では、チワワが小さい理由と標準サイズ、極小チワワと呼ばれる子のこと、小さい体だからこそ気をつけたいことまで、飼い主目線でやさしくまとめました。

この記事でわかること
  • チワワが小さい理由と、犬種標準で決まっている体重
  • 「極小チワワ」「ティーカップチワワ」の本当のところ
  • 小さい体で気をつけたい病気と、気づき方
  • 小さいチワワと暮らすときに見直したい7つのこと
  • 大きさが決まる時期と月齢別の体重の目安
目次

チワワが小さいのはなぜ?まず結論

チワワが小さいのはなぜ?まず結論

チワワが小さいのは、もともと小さな体の犬として長い年月をかけて選ばれ、受け継がれてきた犬種だからです。小型化のために無理をさせた結果ではありません。

チワワのルーツはメキシコにいた小さな犬とされ、そこから世界中に広まりました。「小ささ」はこの犬種の性質そのもので、大人になっても小さいままなのが本来の姿です。

ただし、大切なポイントがあります。犬種の基準には理想の体重だけでなく、下限も決められているということです。小さすぎることも、基準からは外れます。

だから「小さいほど価値がある」という考え方は、犬の体にとっては正しくありません。この記事では、どこまでが標準で、どこからが注意が必要なのかを整理していきますね。

そしてもうひとつ。小さいから飼うのがラク、というわけでもありません。段差の対策や食事の回数など、小さいからこそ必要になる手間があります。

「小さいほどかわいい」の前に、その子の体に無理がないかを見てあげたいですね。

チワワの「小さい」の基準は?犬種標準の体重と大きさ

チワワの「小さい」の基準は?犬種標準の体重と大きさ

チワワの犬種標準では、体重1kg〜3kg(理想は1.5kg〜2.5kg)と決められており、1kg未満と3kg超はどちらも失格とされています(2026年8月18日確認)。

評価されるのは体重だけで体高は含まれない

意外に思われるかもしれませんが、チワワの犬種標準に体高(床から肩までの高さ)の規定はありません。ジャパンケネルクラブの標準では、体重だけが考慮されると明記されています。

他の多くの犬種が体高で区分されるのに対して、チワワは体重で見るのが特徴です。「体高◯cm以下がチワワ」という決まりは存在しません。

区分体重扱い
1kg未満失格(標準の下限を下回る)
下限〜1kg以上標準の範囲内
理想1.5kg〜2.5kgもっとも望ましいとされる範囲
〜上限3kg以下標準の範囲内
3kg超失格(標準の上限を超える)

※ジャパンケネルクラブ公式サイトの犬種標準より(2026年8月18日確認)。ここでいう失格はドッグショーでの評価の話で、家庭犬としての価値とは関係ありません。

体高の目安は12〜20cmくらい

標準に規定はありませんが、実際のチワワの体高はおおよそ12〜20cm前後で紹介されることが多いです(2026年8月18日時点の一般的な目安)。

同じ体重でも、脚が長い子は高く、短い子は低く見えます。数字の幅が広いのは、体型のタイプによって見え方が変わるからです。

体型のタイプで小ささの印象が変わる

チワワには体型のタイプがあり、同じ体重でも小さく見えたり大きく見えたりします。代表的な3つを整理しますね。

体型特徴見え方
ドワーフ脚と首が短めで胴が長い低く、ぬいぐるみのように見える
ハイオン脚が長くスラッとしている同じ体重でも大きく見える
スクエア体高と体長がほぼ同じバランスがよく中間的

体型は健康の良し悪しを表すものではありません。詳しくはチワワのハイオンとはの記事でも解説しています。

被毛のタイプでも小ささの印象は変わる

チワワには、毛の長いロングコートと、毛の短いスムースコートの2タイプがあります。この違いでも、見た目の大きさの印象は変わります。

ロングコートは飾り毛でボリュームが出るぶん、実際の体重より大きく見えがちです。反対にスムースコートは体のラインがそのまま出るので、小さくきゃしゃに見えます。

お風呂上がりに「こんなに細かったの?」と驚くのはロングコートの子でよくある話です。見た目ではなく、定期的に体重を測って確かめてくださいね。

チワワが世界一小さい犬種といわれる理由

チワワが世界一小さい犬種といわれる理由

チワワが世界最小といわれるのは、犬種としての標準体重がもっとも軽い部類で、ギネス記録でも小さい犬としてたびたび登場してきたからです。

小さな体は昔からの姿

チワワの祖先は、メキシコで古くから人と暮らしていた小さな犬だといわれています。もともと小さかった犬が、そのまま受け継がれてきた犬種です。

つまり、あとから無理に小さくしたのではありません。だからこそ、小さいままでも体のつくりとしては自然な状態なのです。

ギネス記録に登場したチワワたち

「世界一小さい犬」の記録には、これまで何頭ものチワワが登場してきました。記録には体長の部門と体高の部門があります。

体長の部門では、計測時に体長15.2cm・体重900gという記録が知られています。体高の部門では、体高およそ9.65cm・体重約450gという記録が伝えられています。

いずれも例外的に小さい個体で、目標にするような数字ではありません。あくまで「そういう子もいた」という記録として知っておく程度で十分です。

「世界一小さい犬種」は言い切れる話ではない

ここは正直にお伝えしておきますね。世界最小の犬種はチワワだ、と公式に決まっているわけではありません。

体重の標準がチワワと同じくらい軽い犬種は他にもあり、どこを基準にするかで順位は変わります。「もっとも小さい犬種のひとつ」と考えるのが実際に近い表現です。

他の小さい犬種と比べるとどのくらい?

チワワと並んで小さいといわれる犬種と、体重の目安を比べてみましょう。数字にすると位置づけが分かりやすくなります。

犬種体重の目安
チワワ1〜3kg(理想1.5〜2.5kg)
ヨークシャー・テリア3kg前後まで
マルチーズ2〜3kg前後
ポメラニアン2〜3kg前後
トイプードル2.5〜4kg前後

※一般的に紹介されている目安です(2026年8月18日時点)。こうして並べると、チワワが軽い部類なのは確かですが、極端に離れているわけではないことが分かります。

極小チワワ・ティーカップチワワとは?小さいの本当のところ

極小チワワ・ティーカップチワワとは?小さいの本当のところ

極小チワワやティーカップチワワは、成犬でも1kg前後にしかならない子を指す呼び名で、正式な区分ではありません。標準の下限に近い、あるいは下回る大きさです。

正式な犬種名でも公式な区分でもない

「極小チワワ」「ティーカップチワワ」「マイクロチワワ」「スモールチワワ」といった呼び方は、販売のうえで使われている呼び名です。血統証明書にこうした区分が書かれることはありません。

そのため、同じ「極小」という表示でも、お店やブリーダーによって指している大きさが違うことがあります。呼び名ではなく、実際の体重と両親犬のサイズで判断するのが確実です。

1kg前後は標準の下限すれすれ

極小チワワの体重は1kg前後で紹介されることが多く、体高は15cm未満といわれます。犬種標準の下限が1kgですから、ぎりぎり、あるいはそれを下回る大きさです。

標準に下限が設けられているのは、極端に小さい体には負担がかかりやすいからです。「小さいほどすごい」ではなく「小さいほど気をつけることが増える」と考えてください。

値段が高くなりやすい理由

極小サイズは頭数が少なく、希望する人が多いため、価格が高めに設定される傾向があります。ただし、値段が高いことと健康であることは別の話です。

価格だけを見て決めず、その子が今どんな体調で、これからどう育っていくのかを聞いてから判断してくださいね。

また、小ささを売りにした表示は、成長すると当てはまらなくなることがあります。生後2〜3ヶ月の時点では、成犬になったときの体重を正確に予測できないからです。

「極小と聞いて迎えたのに3kgになった」という話は珍しくありません。大きくなる可能性も含めて受け入れられるかどうかを、迎える前に考えておきましょう。

そして、かわいさに押されてその場で決めないことも大切です。一度持ち帰って家族と話す時間をつくると、必要な準備にも気づけますよ。

どこから迎えるかで見える情報が変わる

小さい子を迎えるときは、両親犬の情報がどこまで分かるかが判断の分かれ目になります。ブリーダーからなら、母犬の体格や育っている環境をその場で見られることが多いです。

ペットショップの場合も、血統証明書で両親の登録内容を確認できます。分からないことは遠慮せず質問して、答えてもらえるかどうかも見ておきましょう。

また、成犬の里親という選択肢もあります。すでに体格が決まっているので、迎えたあとに「思っていた大きさと違う」ということが起こりません。

迎える前に確認したい4つのこと

  1. 両親犬の体重(大きさは親に近づくことが多い)
  2. 今の月齢と体重、これまでの体重の増え方
  3. 低血糖を起こしたことがあるか、食欲は安定しているか
  4. 健康診断の記録と、迎えたあとの相談先があるか

特に3つめは大切です。小さい子は体力の余裕が少なく、迎えてすぐの環境の変化で食欲が落ちることがあるためです。

寿命について心配される方も多いですが、体が小さいと必ず短命というわけではありません。チワワの寿命の記事もあわせて読んでみてくださいね。

呼び名より、いまの体重と両親犬のサイズ。ここを聞けば迷いが減りますよ。

小さいチワワで気をつけたい体の弱さと病気

小さいチワワで気をつけたい体の弱さと病気

小さいチワワでは、低血糖・骨折・気管や膝のトラブル・体温調節の苦手さに気をつけたいといわれます。どれも早く気づけることが大切です。

低血糖(とくに子犬のうち)

体が小さいと蓄えられるエネルギーが少なく、食事の間隔が空くと血糖値が下がりやすいといわれます。子犬のうちは特に注意したい点です。

ぐったりする、ふらつく、体が冷たい、呼んでも反応が鈍い。こうした様子が見られたら、すぐに動物病院へ連絡してください。

予防としては、食事を1日3〜4回に分けて間隔を空けすぎないことがすすめられます。回数の目安は、迎えた先や動物病院で確認しておきましょう。

迎えた直後や、ワクチン・トリミングで疲れた日も食欲が落ちやすい時期です。いつもより食べていないと感じた日は、様子をこまめに見てあげてくださいね。

骨折・脱臼

骨が細いため、ソファからの飛び降りや抱っこからの落下でケガにつながることがあります。膝のお皿がずれる膝蓋骨脱臼も知られています。

片足を上げて歩く、急に「キャン」と鳴く、段差をいやがるようになった。こうした変化は受診の目安になります。

気管のトラブル

小型犬では、気管がつぶれやすくなる気管虚脱が知られています。ガチョウの鳴き声のような咳が続くのが特徴といわれます。

首輪を強く引くと気管に負担がかかるため、散歩ではハーネスを選ぶ方も多いです。咳が続くときは早めに相談してくださいね。

興奮して引っ張るクセがある子は、特に負担がかかりやすくなります。散歩の前に落ち着かせる時間をつくると、引っ張りが減っていきますよ。

頭のやわらかい部分(泉門)

チワワは、頭のてっぺんの骨が閉じきらずにやわらかいまま残ることがあります。触るとぺこぺこするので、驚く方もいます。

珍しいことではありませんが、その部分は強い衝撃に弱くなります。頭をなでるときはそっと、抱っこのときも頭を守るようにしてあげてください。

目が大きいぶん傷つきやすい

チワワは顔に対して目が大きく、少し前に出ています。そのぶん、草や家具の角、他の犬との接触で目を傷つけることがあります。

目をしょぼしょぼさせる、しきりに前足でこする、涙や目やにが急に増えた。こうした様子は早めの受診の目安になります。

顔まわりの毛が目に入っているだけのこともあります。トリミングのときに、目にかかる毛を短くしてもらうと予防になりますよ。

散歩で草むらに顔を突っ込むのが好きな子は、特に気をつけてあげてください。目のトラブルは進みが早いことがあります。

暑さ寒さに弱い

体が小さいぶん、外の気温の影響を受けやすく、体温調節が苦手といわれます。寒い季節はふるえ、暑い季節はバテやすくなります。

気になる症状があるときは、自己判断せず早めに動物病院で相談してください。小さい子ほど、体調の変化が早く進むことがあります。

小さい口に歯が並ぶので歯の管理が大切

小型犬は口が小さいのに歯の本数は大型犬と変わりません。そのぶん歯が密に並び、汚れがたまりやすいといわれます。

また、乳歯が抜けきらないまま永久歯が生えてくることもあります。生後7ヶ月を過ぎても乳歯が残っているようなら、一度みてもらうと安心です。

子犬のうちから口を触られることに慣らしておくと、歯みがきが習慣にしやすくなります。いきなり歯ブラシではなく、指で口元に触れるところから始めてくださいね。

小さいチワワと暮らすとき見直したい7つのこと

小さいチワワと暮らすとき見直したい7つのこと

小さいチワワとの暮らしで大切なのは、食事の回数・段差の対策・抱っこの仕方・室温の管理・外での安全・大きな犬との距離・落ち着ける居場所の7つです。

①食事は回数を分けて間隔を空けない

1回の量が少なくても、回数を分けることでエネルギー切れを防ぎやすくなります。特に子犬のうちは、朝・昼・夕・夜と分ける方法がよくとられます。

成犬になっても、量が少ないぶん質は落とさないほうが安心です。体重ごとの給与量はチワワの餌の量の記事にまとめています。

フードは粒の小さい小型犬向けを選ぶと食べやすくなります。口が小さいので、粒が大きいと丸のみしたり食べ残したりすることがあるためです。

水も同じで、深い器だと飲みにくい子がいます。浅めの器を低い位置に置いて、いつでも飲める状態にしておいてくださいね。

②段差とすべりを家の中から減らす

ソファやベッドからの飛び降りは、小さい体には大きな負担です。ステップやスロープを置くだけで、リスクをぐっと減らせます。

フローリングにはマットやカーペットを敷いてすべりを防ぎます。足裏の毛が伸びていてもすべるので、トリミングのときに整えてもらいましょう。

③抱っこと落下に気をつける

チワワのケガで多いのが、抱っこからの落下です。急に動いたときに手からすり抜けてしまうことがあります。

抱っこは体を包み込むように支え、立ったまま長く抱えないのが基本です。小さなお子さんが抱っこするときは、必ず座った状態で大人が付き添ってください。

また、足元にいることに気づかず踏んでしまう事故もあります。家具のすき間に入り込むのも得意なので、掃除機をかける前や家具を動かす前は居場所の確認を習慣にしましょう。

ドアの開け閉めも同じです。足元に来ていることに気づかず挟んでしまう事故は、小型犬ではとても多いといわれます。

④室温と服で体温を守る

寒い時期は、暖かい寝床とペット用の服が助けになります。毛布にもぐるのが好きな子には、もぐれる形のベッドが向いています。

暑い時期は、エアコンで室温を一定に保ちます。留守番のときも空調は切らず、水をいつでも飲めるようにしておいてくださいね。

散歩の時間帯も体温を守る工夫のひとつです。冬は日が出ている昼間、夏は地面が冷えた朝や夜に切り替えると負担が減ります。

夏のアスファルトは、人の感覚よりずっと熱くなっています。手のひらを5秒あてて熱いと感じたら、その時間は避けてあげてください。

⑤外では小ささが危険につながる

小さい体は、車や自転車、大きな犬から見つけてもらいにくいという弱点があります。散歩ではリードを短めに持ち、目を離さないようにします。

「小さいから運動はいらない」ということもありません。短い時間でも毎日歩くことで、筋肉がつき、関節を支える力にもなりますよ。

⑥大きな犬との接し方を決めておく

体格差が大きいと、相手にその気がなくても、じゃれただけでケガにつながることがあります。悪気のない一押しが、小さい体には大きな衝撃になるためです。

ドッグランを使うなら、小型犬専用エリアがある場所を選びます。散歩中に大きな犬とすれ違うときも、抱き上げるか距離を取るのが安心です。

チワワは体が小さくても気持ちが強い子が多く、自分から向かっていくこともあります。飼い主が先に距離を決めてあげてくださいね。

⑦落ち着ける居場所をひとつ作る

小さい子ほど、人の足元や家具の間など「隠れられる場所」を自分で探します。狭いすき間に入り込んで出られなくなる事故も起こります。

そこで、サークルやクレートなど、その子だけの安心できる場所を先に用意しておきます。屋根と壁がある囲われた空間のほうが落ち着く子が多いです。

家具の下やソファのすき間には、入り込めないようにガードを置いておくと安心です。家族にも「ここには入らせない」と共有しておきましょう。

チワワの大きさはいつ決まる?月齢別の体重推移

チワワの大きさはいつ決まる?月齢別の体重推移

チワワの大きさは、生後8ヶ月ごろから成長がゆるやかになり、1歳前後でほぼ決まる子が多いです。それ以降の体重の増加は脂肪と考えます。

月齢別の体重の目安

月齢体重の目安成長の様子
生後2ヶ月約400〜700g迎える時期。ここから伸びる
生後3ヶ月約600g〜1.0kg成長が早い時期
生後6ヶ月約1.0〜1.8kg成犬に近い体つきに
生後8〜10ヶ月約1.3〜2.2kgペースがゆるやかに
1歳前後約1.5〜3.0kg成犬サイズにほぼ到達

※一般的に紹介されている推移をまとめた目安です(2026年8月18日時点)。個体差が大きいため、この幅から少し外れていても心配しすぎないでください。

小さいまま育つ子の見分け方

子犬のうちに成犬サイズを確実に当てることはできません。それでも、目安を持つ方法はあります。

両親犬の体重を聞く、兄弟犬と比べて小さいかを見る、手足の骨の太さを触って確かめる。この3つを組み合わせると見通しが立てやすくなります。

骨が細く手足が華奢な子は小さめに、骨がしっかりしている子は大きめに育つ傾向があります。ただし、あくまで傾向で、個体差があります。

成長のスピードもヒントになります。同じ月齢の兄弟犬より体重の増え方がゆるやかな子は、そのまま小さめに落ち着くことが多いといわれます。

ただし、増え方がゆるやかなのか、食べられていないのかは別の話です。元気や食欲がいつもと違うと感じたら、体重の増減にかかわらず相談してくださいね。

体重が増えないときに考えること

「小さいのは個性」と「やせすぎ」は別です。あばら骨が浮いて見える、背骨がはっきり触れる、元気がないといった場合は体重が足りていない可能性があります。

反対に、あばら骨が軽く触れてわかり、上から見て腰にゆるやかなくびれがあれば、体重が軽くても良い体型です。数字ではなく体つきで見てあげてくださいね。

判断に迷ったら、動物病院でその子の適正体重を教えてもらうのがいちばん確実です。月1回、同じ日に測って記録しておくと変化に気づけます。

体つきで見る3つのチェックポイント

体重の数字だけでは、その子に合っているかどうかは分かりません。体を触って確かめる方法を3つ紹介しますね。

チェック箇所やせすぎちょうどよい太りすぎ
あばら骨見た目で浮いている軽く触れて分かる押さないと届かない
上から見た腰くびれが深く角ばるゆるやかなくびれくびれがなく寸胴
横から見たおなか強く引き上がる後ろに向かって引き上がる床と平行か垂れている

真ん中の列に当てはまるなら、体重が1.2kgでも2.8kgでも、その子にとっては良い体型です。左右どちらかに寄っているときは、動物病院で相談してみてください。

小さいチワワのメリットと大変なところ

小さいチワワのメリットと大変なところ

小さいチワワには暮らしやすさという良さがある一方、手間も費用もむしろ増えるという面があります。両方を知っておくと後悔が減ります。

小さいからこその良さ

抱っこして移動しやすく、通院や旅行のときも連れて行きやすいのは大きな利点です。フードの量が少ないので、食費は抑えやすくなります。

広い運動スペースがなくても暮らせるため、集合住宅でも飼いやすい犬種といわれます。小さな体で見上げてくる姿は、やっぱりかわいいですよね。

災害のときに一緒に避難しやすいのも、小さい体ならではの安心材料です。キャリーに入れて運べる大きさは、いざというときに大きな意味を持ちます。

小さいからこそ大変なところ

一方で、家じゅうの安全対策、体温の管理、食事の回数など、小さいからこそ手間が増える場面がたくさんあります。

ペットホテルや預け先でも、小さい子は受け入れの条件が厳しいことがあります。旅行や入院の予定がある方は、預け先を先に調べておくと安心です。

服やハーネスも、小さいサイズは扱いのある店が限られます。合うものが見つかりにくいという声もよく聞かれます。

医療費も「小さいから安い」わけではありません。むしろ、小さい体の処置は慎重さが求められることもあります。

小さくても吠えるし噛むこともある

体の大きさと気持ちの強さは別です。チワワは警戒心が強い傾向があり、小さくてもしっかり吠える子はたくさんいます。

「小さいからしつけは後回しでいい」と考えていると、あとで困ることになります。子犬のうちから、来客・音・他の犬に少しずつ慣らしておくことが大切です。

抱っこで移動できるぶん、外の世界に触れる機会が少なくなりがちなのも小型犬の落とし穴です。自分の足で歩いて、いろいろな景色を見せてあげてください。

また、こわいときに噛むのは、自分を守るための行動です。無理に抱き上げたり、追いかけたりしないだけでも、噛む必要のない関係に近づけます。

お子さんがいるご家庭で気をつけること

小さくてかわいいので、お子さんは抱っこしたがります。でも、落としたり強く抱きしめたりすると、小さな体には大きな負担になります。

「座って抱っこする」「追いかけない」「寝ているときは起こさない」といったルールを、犬を迎える前に家族で決めておくと安心ですよ。

お子さんにとっても、生き物と暮らすルールを覚える機会になります。「かわいがる」と「守る」は違うということを、一緒に確かめていけるといいですね。

犬が寝ている場所や食事中のそばには近づかない、という約束も先に決めておくと、お互いに安心して過ごせます。

チワワの大きさに関するQ&A

チワワの大きさに関するQ&A

チワワの体重が1kg未満でも大丈夫ですか?

犬種標準では1kg未満は失格とされる大きさで、体に負担がかかりやすい範囲です。ただし、そのままの体格で元気に暮らしている子もいます。食事の回数や室温、家の中の安全対策をより丁寧にし、かかりつけの動物病院で定期的に体調を見てもらってください。

極小チワワは寿命が短いのですか?

小さいから必ず短命、と決まっているわけではありません。ただし、低血糖やケガなど気をつけたい点が増えるため、日々の管理と早めの受診がより重要になります。体重よりも、食事・環境・健康チェックの積み重ねが寿命に関わります。

「ティーカップチワワ」は正式な種類ですか?

正式な種類ではありません。極小・ティーカップ・マイクロ・スモールといった呼び方は販売上の表現で、血統証明書に記載されることはありません。同じ呼び名でも指す大きさが違うことがあるため、実際の体重と両親犬のサイズで判断してください。

チワワの大きさはいつまで変わりますか?

骨格の成長は生後8ヶ月ごろからゆるやかになり、1歳前後で止まる子が多いです。それ以降に体重が増える場合は、骨格ではなく脂肪がついていると考えられます。1歳時点の体重を記録しておくと、その後の変化に気づきやすくなります。

小さいチワワは散歩しなくてもいいですか?

散歩は必要です。運動量そのものは多くありませんが、歩くことで筋肉がつき、関節を支える力になります。

外の音やにおいに触れることは、気持ちの面でも大切です。短い時間から、その子の体力に合わせて続けてください。

小さいチワワは初心者でも飼えますか?

飼えますが、「小さいからラク」ではないことは知っておいてください。段差の対策、室温の管理、食事の回数など、細やかな配慮が必要になります。準備を整えたうえで迎えれば、初めての方でも十分に暮らしていけますよ。

小さいチワワはよく吠えますか?

体の大きさと吠えやすさは関係しません。チワワは警戒心が強い傾向があるため、体が小さくてもしっかり吠える子はいます。子犬のうちから音や来客に少しずつ慣らしていくことが、いちばんの対策になります。

両親が小さければ必ず小さくなりますか?

必ずではありませんが、両親犬の体重に近づくことが多いといわれます。ただし、祖父母の世代の体格が出ることもあり、子犬の時点で確実に当てることはできません。両親犬のサイズは、あくまで見通しを立てるための材料として考えてください。

小さいチワワは服を着せたほうがいいですか?

寒い季節や冷房の効いた室内では、服が体温を保つ助けになります。特に毛の短いスムースコートの子は寒さを感じやすいといわれます。嫌がる子に無理に着せる必要はなく、暖かい寝床やもぐれる毛布でも代わりになりますよ。

小さいチワワは多頭飼いに向いていますか?

体格差のある犬と一緒に暮らす場合は、遊びのなかでのケガに注意が必要です。同じくらいの大きさの子同士なら、比較的落ち着いた関係になりやすいといわれます。迎える前に、それぞれが逃げ込める場所を用意しておくと安心です。

まとめ:チワワが小さいのは本来の姿。小ささに合わせた暮らしを

最後に、この記事の要点をまとめますね。

  • チワワが小さいのは本来の性質で、無理な小型化の結果ではない
  • 犬種標準は体重のみで1〜3kg(理想1.5〜2.5kg)。1kg未満と3kg超はどちらも失格
  • 極小・ティーカップは正式な区分ではなく、標準の下限に近い大きさを指す呼び名
  • 小ささゆえに低血糖・骨折・気管や膝のトラブル・体温調節に注意がいる
  • 大切なのは体重の数字より、体つきと毎日の暮らしの整え方

小さい体は、それだけで守ってあげたくなりますよね。でも本当に必要なのは、心配することよりも、暮らしを小ささに合わせて整えることです。

まずは家の中の段差とすべりを見直すところから始めてみてください。それだけで、毎日の安心がぐっと増えますよ。

そして、月に1回でいいので体重を測って記録してみてください。数字の変化に早く気づけることが、小さい子にとっていちばんの守りになります。

今日できることをひとつだけ。うちの子のペースで大丈夫ですよ。

小さな体に合うごはん選び、迷ったら

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※フードを切り替えるときは、今のごはんに少しずつ混ぜながら1週間ほどかけて移行してあげてくださいね。

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