「マルチーズの原産国って、どこなんだろう?」
「名前の由来や歴史も知りたいな」
「どうしてこんなに人懐っこいの?ルーツが気になる…」
愛犬のことをもっと知りたくなると、ふるさとや生まれた背景が気になりますよね。その気持ち、先輩ママとしてとてもよくわかります。
結論からお伝えすると、マルチーズの原産国は地中海の島国・マルタ共和国とされることが多い犬種です。じつは「世界最古の愛玩犬」ともいわれる、とても長い歴史を持っています。
この記事では、マルチーズの原産国や名前の由来、ルーツと歴史、そして日本に来た背景までをまとめました。読み終えるころには、愛犬がもっといとおしく感じられますよ。
原産国には、じつはいくつかの説があります。この記事では、断定できる部分とそうでない部分を分けながら、できるだけわかりやすくお伝えしていきますね。
- マルチーズの原産国はどこか(諸説と一次情報)
- 「マルチーズ」という名前の由来
- 世界最古の愛玩犬といわれる歴史とルーツ
- 日本にいつ来て、なぜ人気になったのか
- 原産国のルーツからわかる特徴・性格
マルチーズの原産国はどこ?
マルチーズの原産国は、地中海に浮かぶ島国・マルタ共和国とされることが多い犬種です。ただし、はっきりした発祥地は特定できず、諸説があります。
「マルチーズ」という名前の響きからも、マルタ島との深いつながりが感じられますね。地中海の温暖な島で、古くから人のそばで愛されてきた、由緒ある犬種です。それだけに、ルーツにはロマンあふれる物語がたくさん残されています。
JKCでは「地中海沿岸地域」
日本の犬の登録団体であるジャパンケネルクラブ(JKC)では、マルチーズの原産地を「地中海沿岸地域」と紹介しています(2026年8月6日確認)。特定の一国ではなく、広い範囲で示されているのが特徴です。
これは、あまりに古い時代からいる犬種のため、どこか一か所を発祥と断定するのがむずかしいからです。それだけ長い歴史を持つ、ということでもありますね。
「地中海沿岸地域」というと、マルタ島やイタリア、ギリシャなど、温暖な海に面した広いエリアを指します。マルチーズは、この一帯で古くから人と暮らしてきた犬種なのです。
「マルタ島原産」と言われる理由
一般には「マルタ島原産」と紹介されることがいちばん多いです。名前がマルタ島に由来するという説や、この島で長く飼われてきた歴史があるためです。ペットショップや犬図鑑でも、マルタ島原産と書かれていることがよくありますね。
マルタ島は地中海の交易の中継地でした。船で運ばれてきた小さな犬が、この島で愛玩犬として大切にされ、今のマルチーズにつながったと考えられています。
マルタ島は、イタリアのシチリア島の南に位置する小さな島国です。あたたかい気候と海に囲まれた環境が、真っ白でふわふわの被毛を持つマルチーズを育んだのですね。
イタリア原産という説もある
犬種を管理する国際的な団体では、マルチーズの管轄国をイタリアとしている場合もあります。地中海沿岸のイタリアも、この犬種の歴史に深く関わっているのです。
管轄国とは、その犬種の標準(見た目のルール)を管理する国のことで、原産国とは少し意味が違います。イタリアが管轄国とされているのも、地中海沿岸でこの犬種が育まれてきた歴史の表れといえますね。
このように、原産国には複数の説があります。どれか一つが正解というより、「地中海沿岸で古くから愛されてきた犬」と考えると、イメージしやすいですよ。
諸説あるからといって、どこかが間違っているわけではありません。むしろ、それだけ広い地域で愛され、はっきりした発祥を一つに絞れないほど古い、ということなのですね。
原産国に諸説あるのは、それだけ古い歴史を持つ証拠なんですよ。
マルチーズの名前の由来
「マルチーズ」の名前は、マルタ島に由来する説と、「港・避難所」を意味する古い言葉に由来する説の2つが有力です。
マルタ島に由来する説
もっとも広く知られているのが、原産地とされるマルタ島から名づけられたという説です。「マルタの犬」という意味で「マルチーズ」と呼ばれるようになった、という考え方です。
島の名前がそのまま犬種名になったと考えると、とても覚えやすいですね。マルタ島とマルチーズの結びつきの強さが感じられます。
英語では「Maltese(マルティーズ)」と表記し、これも「マルタの」という意味を持つ言葉です。名前を口にするたびに、地中海の島のルーツを思い出せますね。
「港・避難所」を意味する言葉の説
もう一つが、「港」や「避難所」を意味する古い言葉(セム語の「málat」)に由来するという説です。地中海の港町の名前が、犬種名のもとになったと考えられています。
マルチーズの祖先は、港の倉庫や船でネズミを追う役目もしていたといわれます。「港」という言葉とのつながりには、そんな昔の暮らしも映っているのかもしれませんね。
今のマルチーズからは想像しにくいですが、小さな体で船の荷物を守っていた時代もあったのですね。愛玩犬になる前の、たくましい一面も持っていたのかもしれません。
マルチーズの歴史とルーツ(世界最古の愛玩犬)
マルチーズは紀元前までさかのぼる長い歴史を持ち、「ヨーロッパで最初から愛玩犬として飼われた、世界最古級の犬種」といわれています。
紀元前1500年ごろ、フェニキア人が持ち込んだ
マルチーズのルーツは、紀元前1500年ごろにさかのぼるといわれています。海の交易で活躍したフェニキア人が連れていた小さな犬が、その祖先と考えられています。
その犬が、交易の中継地だったマルタ島に伝わりました。船倉のネズミを追いながら、人のそばで暮らすうちに、愛玩犬として大切にされるようになったのです。
フェニキア人は、地中海を舞台に活躍した海の民でした。彼らの交易とともに小さな犬が各地へ運ばれ、やがて地中海沿岸の人々に広く愛されるようになったと考えられています。
古代ローマ・ギリシャ・エジプトで愛された
マルチーズのような小型犬は、古代ギリシャの学者アリストテレスの時代(紀元前4世紀ごろ)の記録にも登場するといわれます。古代ローマでは、身分の高い女性のかわいい相棒として愛されていました。
当時、マルチーズのような犬は「メリタの犬」といった呼び名で親しまれていたと伝わります。膝の上にのせて過ごす、上品な愛玩犬として、貴族や富裕層に大切にされていたのですね。
ギリシャの壺や皿には、マルチーズによく似た犬の姿が描かれています。エジプトの王が金の器で食事を与えたという逸話や、亡くなった犬に墓標が立てられたという記録も残っています。
イソップ寓話に登場したという説もあり、それだけ人々の暮らしに身近な存在だったことがうかがえます。芸術や物語に何度も描かれてきたのは、マルチーズが特別に愛されていた証拠ですね。
こうした記録から、マルチーズが大昔から特別に愛されてきた犬だったことがわかります。何千年も前から、人々を癒やしてきた存在なのですね。
マルチーズの歴史を、かんたんな年表で見てみましょう。数千年の時をこえて、人のそばにいたことがよくわかりますよ。
| 時代 | できごと(伝承・記録) |
|---|---|
| 紀元前1500年ごろ | フェニキア人が連れていた犬が祖先とされる |
| 紀元前4世紀ごろ | 古代ギリシャの記録に似た小型犬が登場 |
| 古代ローマ期 | 身分の高い女性の愛玩犬として親しまれる |
| 1960年代ごろ | 日本へ広まり、座敷犬として人気に |
最初から愛玩犬だった珍しい犬種
多くの犬種は、狩りや牧畜などの「お仕事」のために生まれ、あとから愛玩犬になりました。ところがマルチーズは、はじめから人に寄り添う愛玩犬として飼われてきた、めずらしい犬種です。
人と一緒にいることが大好きな性格は、この長い歴史の中で育まれてきたものです。甘えん坊で人懐っこいのは、ルーツからの「才能」ともいえますね。
「世界最古の愛玩犬」と呼ばれるのは、こうして大昔から癒やしの存在であり続けたからです。人のそばで愛されることが、マルチーズにとっての生まれ持った役目なのですね。
昔と姿がほとんど変わらない
マルチーズは、古い絵画に描かれた姿と今の姿が、ほとんど変わっていないといわれます。真っ白でふわふわの被毛や、愛らしい表情は、はるか昔から受け継がれてきたものです。
長い歴史の中で大きく姿を変えなかったのは、それだけ完成された魅力を持っていた証拠です。今わたしたちがそばにしているのも、大昔の人々が愛したのと同じ姿なのですね。
狩りや作業のために改良されてきた犬種は、時代とともに体つきが変わってきました。その点、はじめから愛玩犬だったマルチーズは、姿を変える必要がなかったのかもしれませんね。
マルチーズの祖先はどんな犬だった?
マルチーズの祖先については、はっきりしたことはわかっていません。地中海沿岸にいた小型のスピッツ系の犬や、テリアのような犬が関わっているという説があります。
いずれにしても、小さくて人に慣れやすい犬が、長い年月をかけて今のマルチーズになったと考えられています。祖先の姿を想像しながら愛犬を見ると、また違った愛おしさがありますね。
なぜマルタ島で純血が保たれた?
マルチーズが長く純血を保てたのは、マルタ島という「島」の地理的な隔たりが、他の犬種との混血を防いだためと考えられています。
島は、海に囲まれていて外との行き来が限られます。そのため、他の犬と交わる機会が少なく、マルチーズ本来の姿が守られてきたと考えられています。
大陸では、いろいろな犬が行き来して混じり合うことも多かったはずです。その点、島という閉じた環境は、まるで宝物を大切にしまっておく箱のような役目を果たしたのですね。
真っ白な被毛や小さな体格といった特徴が、代々しっかり受け継がれてきたのも、この環境のおかげです。島でていねいに守られてきた犬種、と考えると愛おしさが増しますね。
もちろん、これは有力な説の一つで、はっきりと証明されているわけではありません。それでも、島という環境が今のマルチーズの姿を守るのに一役買った、と考えるととても興味深いですね。
マルチーズはいつ日本に来た?人気の歴史
マルチーズは1960年代ごろに日本へ広まり、「座敷犬御三家」の一つとして、長く絶大な人気を誇りました。
「座敷犬御三家」として人気に
日本では、室内で飼う小型犬として、マルチーズが早くから親しまれてきました。スピッツやポメラニアンなどと並んで「座敷犬御三家」と呼ばれた時代もあります。
お座敷で家族と一緒に過ごす、かわいい室内犬。そんなイメージが、当時の日本の暮らしにぴったり合ったのですね。
抜け毛が少なく、体も小さいマルチーズは、室内で飼うのにぴったりの犬種でした。あたたかい地中海生まれの愛玩犬が、日本の家庭にもすっとなじんでいったのですね。
登録数が全犬種で1位だった時代も
マルチーズは、1960年代後半から1980年代にかけて、犬の登録数が全犬種の中で1位を記録した時期があったといわれます。それだけ多くの家庭で愛されていたのですね。
今も、その穏やかで飼いやすい性格から、根強い人気があります。長い歴史と、日本での親しまれ方の両方を知ると、より愛着がわきますね。
ちなみに「座敷犬御三家」は、マルチーズのほかにスピッツ、ポメラニアンなどが挙げられることが多いです。どれも室内で飼いやすい小型犬で、昭和の家庭でとても愛された犬種たちです。
大昔から人に愛されてきた歴史が、あの甘えん坊な性格につながっているんですね。
原産国からわかるマルチーズの特徴・性格
地中海の温暖な島で愛玩犬として育まれたルーツが、マルチーズの真っ白な被毛と、甘えん坊で人懐っこい性格につながっています。
外見の特徴
マルチーズは、体高20〜25cm、体重2〜3kgほどの小型犬です(2026年8月6日確認)。いちばんの特徴は、絹のようになめらかで真っ白なロングコートの被毛で、地面につくほど長く伸びることもあります。
抜け毛が少ないシングルコートで、地中海の気候に合った被毛といわれます。愛らしいつぶらな瞳と、上品な白い姿は、大昔から変わらない魅力です。
まっすぐ伸びる被毛は、放っておくと絡まりやすいため、毎日のブラッシングが欠かせません。真っ白な毛を美しく保つお手入れも、マルチーズと暮らす楽しみのひとつですよ。
甘えん坊で人懐っこい性格
マルチーズは、飼い主さんが大好きな甘えん坊で、人懐っこい性格の子が多いです。これは、長い歴史の中で「人に愛される愛玩犬」として育まれてきた気質です。
もちろん、性格にはその子ごとの個体差があります。ルーツを知ったうえで、目の前のその子の個性を大切にしてあげてくださいね。
賢くて人の気持ちに敏感なところも、長く人と暮らしてきた愛玩犬らしい一面です。少しこわがりな子もいますが、それも大切な家族を思う気持ちの裏返しなのですね。
ルーツを知ると、「甘えん坊なのは長い歴史のおかげなんだな」と、その子の性格をあたたかく受け止められます。愛犬の個性を、ふるさとの物語とあわせて楽しんでくださいね。
マルチーズの原産国・歴史に関するQ&A
マルチーズの原産国はどこですか?
一般には、地中海の島国・マルタ共和国が原産国とされることが多いです。ただし、はっきりした発祥地は特定できず、JKCでは原産地を「地中海沿岸地域」と広く紹介しています。管轄国をイタリアとする考え方もあり、諸説あるのが実際のところです。
「マルチーズ」という名前の由来は?
原産地とされるマルタ島に由来するという説が、もっとも有名です。そのほか、「港・避難所」を意味する古い言葉(セム語の「málat」)に由来するという説もあります。どちらも、地中海の海運とのつながりを感じさせる由来です。
マルチーズはどのくらい古い犬種ですか?
マルチーズのルーツは紀元前1500年ごろにさかのぼるといわれ、世界最古級の愛玩犬とされています。古代ギリシャやローマの記録にも、よく似た小型犬が登場します。何千年も前から人に愛されてきた、とても歴史の長い犬種です。
マルチーズは何のために生まれた犬ですか?
マルチーズは、はじめから人に寄り添う愛玩犬として飼われてきた、めずらしい犬種です。多くの犬種が狩りや牧畜などの仕事から生まれたのに対し、マルチーズは「一緒にいて癒やす」ことが本来の役目でした。甘えん坊な性格は、そのルーツからきています。
マルチーズはいつ日本に来たのですか?
マルチーズは1960年代ごろに日本へ広まったとされています。室内で飼える小型犬として人気を集め、「座敷犬御三家」の一つに数えられました。1960年代後半から1980年代には、登録数が全犬種で1位になった時期もあったといわれます。
その後、トイプードルやチワワなど他の小型犬の人気も高まりましたが、マルチーズは今も安定した人気を保っています。長く愛されてきた実績のある、安心して迎えられる犬種ですよ。
なぜマルチーズは昔と姿が変わらないのですか?
原産地とされるマルタ島が海に囲まれた島で、他の犬種と交わる機会が少なかったためと考えられています。地理的に隔てられていたことで、マルチーズ本来の姿が代々守られてきました。古い絵画に描かれた姿と今の姿が、ほとんど変わらないのはそのためです。
まとめ:マルチーズは地中海生まれの世界最古級の愛玩犬
最後に、マルチーズの原産国とルーツについての大切なポイントを、あらためてわかりやすく整理してまとめておきますね。
- 原産国はマルタ共和国とされることが多いが、諸説ある
- JKCでは原産地を「地中海沿岸地域」と紹介
- 名前はマルタ島説と「港」を意味する言葉の説がある
- 紀元前1500年ごろにさかのぼる世界最古級の愛玩犬
- 日本では座敷犬御三家として愛され、登録数1位の時代も
マルチーズは、地中海の島で大昔から人に愛されてきた、歴史のある犬種です。甘えん坊で人懐っこい性格も、その長いルーツの中で育まれてきたものなのですね。
原産国に諸説あることや、日本での人気の歴史を知ると、マルチーズという犬種の奥深さが感じられます。何千年もの間、人のそばで愛されてきたという事実だけで、なんだか胸があたたかくなりますね。
ふるさとや歴史を知ると、いつものマルチーズが、もっと特別な存在に感じられます。今日はぜひ、愛犬をなでながら、はるか地中海のルーツに思いをはせてみてくださいね。
大昔の人々が愛したのと同じ、真っ白でかわいい姿がいま自分のそばにいる——そう思うと、毎日の暮らしがちょっと愛おしくなりますね。ルーツを知ることは、愛犬との絆を深めるすてきなきっかけになりますよ。
長い歴史を受け継ぐ愛犬には、健やかな毎日を過ごしてほしいですよね。その土台になるのは、やっぱり毎日のごはんです。愛犬に合ったフード選びから、健康の準備を始めてみてくださいね。
毎日のごはん、どれを選べばいいか迷ったら
フード選びは情報が多くて迷ってしまいますよね。モグワンは動物性タンパク源50%以上・穀物不使用・香料着色料不使用で、全犬種・全年齢に対応したフードです。チキン&サーモンとマグロ&白身魚の2つの味から選べますよ。
※フードを切り替えるときは、今のごはんに少しずつ混ぜながら1週間ほどかけて移行してあげてくださいね。

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