「うちのポメ、顔だけ毛がスカスカで猿みたいになってきた…」
「猿期って聞くけど、こんなにひどいのは病気なんじゃ?」
「このまま毛が生えてこなかったらどうしよう…」
ふわふわが自慢のポメラニアンだからこそ、急に毛が薄くなると心配になりますよね。その不安な気持ち、先輩ママとしてとてもよくわかります。
この記事では、猿期がひどく見える原因から、いつまで続くのか、正常な猿期と病気の見分け方、おうちでできる5つのケアまでをまとめました。読み終えるころには、焦らず愛犬を見守れる判断材料が手に入りますよ。
- ポメラニアンの猿期が「ひどい」と見える本当の原因
- 猿期がいつから始まり、いつまで続くのか(月齢別の早見表つき)
- 正常な猿期と、病気が疑われる脱毛の見分け方・受診の目安
- 猿期を乗り切るためのおうちでできる5つのケア
- 猿期にやってはいけないこと(バリカンなど)
ポメラニアンの猿期がひどいのは異常?まず知ってほしい結論
ポメラニアンの猿期がひどく見えても、その多くは子犬から成犬へ毛が生えかわる過程で起こる自然な現象で、健康上の問題はないことがほとんどです。ただし、まれに脱毛の病気が隠れていることもあるため、見分け方を知っておくことが大切です。
猿期は、ふわふわの子犬の毛(パピーコート)が抜けて、大人の毛(アダルトコート)に生えかわる時期に起こります。顔や体の毛が一時的に薄くなり、小さな猿や小動物のような見た目になることから「猿期」と呼ばれています。
「ひどい」と感じるのは、それだけ毛の生えかわりが大きく進んでいるサインでもあります。まずは落ち着いて、この記事で正常な猿期かどうかを一緒に確認していきましょうね。
実は、猿期の見た目のインパクトが強い子ほど、後から立派な毛量に育つことも少なくありません。今の姿だけで判断せず、成長の途中経過として見てあげることが大切です。
猿期のスカスカは、成長のサインでもあるんです。焦らず見守ってあげてくださいね。
ポメラニアンの猿期とは?なぜ毛がスカスカになるのか
猿期とは、子犬のやわらかい毛が抜けて大人の毛に生えかわる「換毛」の時期で、顔まわりの毛が先に抜けるため、一時的に猿のような顔つきに見える現象です。
猿期の正体はパピーコートの生えかわり
ポメラニアンの被毛は、やわらかい下毛(アンダーコート)とハリのある上毛(オーバーコート)からなる「ダブルコート」です。子犬のころはふわふわのパピーコート1枚ですが、成長とともに二層構造の大人の毛に入れかわっていきます。
この入れかわりのときに、古いパピーコートがごっそり抜けます。新しい毛がそろうまでの間、体全体の毛量が一時的に少なくなるのが猿期です。
つまり猿期は、毛が「なくなっていく」のではなく、「大人の毛に入れかわっている」途中の姿です。子犬から成犬へと成長するポメラニアンの、ほとんどが通る自然なステップなんですね。
なぜ顔から抜けて「猿」のように見えるの?
毛の生えかわりは、体の部位によって進むスピードが違います。とくに顔まわりやマズル(鼻先)の毛は抜けるのが早く、生えそろうのが遅い傾向があります。
その結果、顔だけ毛が短くまばらになり、目や耳が目立つ小動物のような顔つきになります。これが「猿期」「サル化」と呼ばれるゆえんです。
いちばんかわいい時期のはずが、想像と違う見た目にびっくりする方も多いです。でも、これは元気に育っている証拠でもあるんですよ。
顔のほかにも、しっぽや足先など、部位によって毛の生えかわるスピードには差があります。全身が同時にきれいに整うわけではないので、一部だけ毛が薄い時期があっても心配しすぎなくて大丈夫です。
「ひどい」と感じるのは生えかわりのタイムラグ
猿期がとくにひどく見えるのは、「古い毛が抜けるスピード」に「新しい毛が生えるスピード」が追いついていないからです。抜けるほうが先に進むと、その差の分だけ地肌が見えてスカスカに感じます。
抜ける量が多い子や、生えるのがゆっくりな子ほど、この差が大きくなって「うちの子はひどい」と感じやすくなります。多くの場合、新しい毛が育つにつれて自然に落ち着いていきます。
また、季節も見た目に影響します。ダブルコートのポメラニアンは春と秋に毛が生えかわる「換毛期」があり、この時期が猿期と重なると、抜け毛がより多く感じられることがあります。
ポメラニアンの猿期はいつからいつまで?ひどい時期のピーク
ポメラニアンの猿期は生後3〜4ヶ月ごろに始まり、生後4〜7ヶ月ごろにいちばんスカスカに見え、1歳前後で毛量が戻ってくるのが一般的な流れです。ただし個体差が大きく、2〜3歳ごろまで続く子もいます。
猿期が始まる時期(生後3〜4ヶ月ごろ)
猿期の始まりは、多くの子で生後3〜4ヶ月ごろです。お迎えしてしばらくして「あれ、顔の毛が薄くなってきた?」と気づくのがこの時期にあたります。
ちょうど体もぐんぐん大きくなるタイミングなので、毛の変化と成長が同時に進みます。急な見た目の変化に驚きやすい時期でもあります。
いちばんスカスカに見えるピーク(生後4〜7ヶ月)
毛の抜けと生えかわりが最も活発になる生後4〜7ヶ月ごろが、猿期のピークです。この時期は顔だけでなく、体の毛まで薄くなって見えることがあります。
「昨日より毛が減った気がする」と毎日心配になる方も少なくありません。でも、元気に食べて遊んでいるなら、成長の途中経過であることがほとんどです。
このピークの時期は、見た目がいちばん変わるぶん、飼い主さんの不安も大きくなりがちです。だからこそ、この時期にこそ地肌の状態やかゆみの有無をよく見て、正常な猿期かどうかを確認しておくと安心です。
猿期が終わる時期と個体差(1歳前後〜)
大人の毛がそろってくると、多くの子は1歳前後で毛量が戻り、ふわふわのポメラニアンらしい姿になります。毛が完全に安定するまでは1歳半〜2歳ごろまでかかることもあります。
一方で、1歳を過ぎても猿期が続く子は珍しくなく、2〜3歳ごろまでゆっくり進む子もいます。終わる時期は個体差がとても大きいので、他の子と比べて焦らなくて大丈夫ですよ。
オスとメスで猿期の進み方は違う?
毛が完全に整う時期には、性別による傾向の差があるといわれることがあります。一般に、メスよりオスのほうが被毛の完成がゆっくりで、猿期が長く感じられる子もいるようです。
とはいえ、これはあくまで傾向で、実際には同じ性別でも子によって大きく差があります。オスだから・メスだからと決めつけず、その子のペースを見てあげるのがいちばんです。
ここまでの流れを、月齢別の目安として表にまとめました。あくまで一般的な目安で、時期には個体差があります。
| 月齢の目安 | 見た目の様子 | おうちでのケア |
|---|---|---|
| 生後3〜4ヶ月 | 顔まわりの毛が薄くなり始める | 毎日やさしくブラッシングを習慣に |
| 生後4〜7ヶ月 | ピーク。顔も体もスカスカに見えやすい | 皮膚を清潔に保ち、栄養バランスを意識 |
| 生後8ヶ月〜1歳 | 新しい毛が生えそろい始める | 紫外線・寒さから肌を守る |
| 1歳〜2歳ごろ | 毛量が戻り、ふわふわに近づく | 通常のお手入れを続ける |
| 2〜3歳ごろ | 個体差でゆっくり進む子もいる | 変化が気になれば動物病院で相談 |
猿期の見た目は、写真に残しておくと後で愛おしい思い出になりますよ。
ポメラニアンの猿期がひどく見える子の特徴
同じ猿期でも、顔のタイプや毛の抜け方によって「ひどく見えやすい子」と「あまり目立たない子」がいます。目立ちやすくても、それ自体が問題というわけではありません。
キツネ顔は目立ちやすい/タヌキ顔は目立ちにくい
ポメラニアンには、マズルが長めの「キツネ顔」と、マズルが短く丸い「タヌキ顔」の傾向があります。キツネ顔の子はもともと顔がシャープなので、毛が抜けると余計にスカスカが目立ちやすいです。
反対にタヌキ顔の子は、骨格的に顔が丸いため、毛が抜けても丸いシルエットがある程度残ります。同じ猿期でも、顔立ちで見え方に差が出るんですね。
ただし、顔のタイプはあくまで見え方の違いで、猿期そのものの重さや健康とは関係ありません。キツネ顔で目立ちやすい子も、時期が過ぎれば同じようにふわふわの顔立ちに戻っていきます。
体の成長と毛の量のアンバランス
猿期は、体がぐんぐん大きくなる成長期と重なります。体が大きくなるスピードに毛の量が追いつかないと、その分だけ全体が薄く見えてしまいます。
とくに手足がひょろっと伸びる時期は、毛の少なさが目立ちやすくなります。体が成長しきって毛がそろえば、バランスは自然に整っていきます。
体格が大きめに育つ子や、成長がゆっくりな子は、この「アンバランスな時期」が長めに感じられることもあります。見た目の変化に一喜一憂しすぎず、体重や食欲など全体の元気さで健康を見てあげましょう。
猿期がない・分かりにくい子もいる
すべてのポメラニアンにはっきりした猿期があるわけではありません。毛の生えかわりがゆるやかな子は、猿期があってもほとんど気づかないまま大人の毛になります。
「うちの子は猿期がなかった」という声もよく聞きますが、それも個性のひとつです。猿期がひどい・ないのどちらも、健康とは直接関係ないことがほとんどですよ。
逆に、生後3ヶ月より早く毛が薄くなる場合は、猿期ではなく別の原因が隠れていることもあります。あまりに早い時期の脱毛や、地肌の異常をともなうときは、念のため動物病院で相談しておくと安心です。
ポメラニアンの猿期と病気の見分け方・受診の目安
猿期は自然な換毛ですが、脱毛が左右対称に広がる、地肌が赤い、かゆがるといったサインがあるときは、皮膚やホルモンの病気が隠れている可能性があります。気になる症状があれば、早めに動物病院で相談してください。
ポメラニアン脱毛症(アロペシアX)とは
ポメラニアンに比較的多いといわれる脱毛のひとつに、「アロペシアX(脱毛症X)」があります。左右対称に体幹や太もも、首まわりの毛が抜け、地肌が黒ずんでくることがあるのが特徴とされています。
顔まわりから始まる猿期とは、抜け方や進み方が異なる傾向があります。ただし、見た目だけで自己判断するのは難しいため、気になるときは動物病院で診てもらうのが安心です。
アロペシアX以外に考えられる脱毛の原因
毛が抜ける原因は、猿期やアロペシアXだけではありません。ホルモンの働きが関わる「甲状腺機能低下症」や「クッシング症候群」でも、左右対称の脱毛や皮膚の変化が見られることがあるとされています。
また、ノミやダニ、細菌・カビによる皮膚炎、食べ物や環境が関わるアレルギーでも、部分的に毛が抜けたりかゆがったりします。これらは地肌の赤みやフケ、かゆみをともなうことが多いのが特徴です。
どれも見た目が似ていることがあり、原因を正確に見分けるには検査が必要です。自己判断で市販薬を使う前に、まずは動物病院で相談してあげてください。
病気が疑われる脱毛のサイン
猿期は元気で食欲があり、地肌がきれいなことが多いです。反対に、次のようなサインがあるときは、単なる猿期ではない可能性があります。
地肌が赤い・黒ずんでいる、フケやかさぶたが出る、しきりにかゆがる、左右対称にごっそり抜ける、といった様子です。元気や食欲がないときも注意してあげてください。
動物病院の受診を考えるチェックリスト
迷ったときの目安として、セルフチェックリストを用意しました。ひとつでも当てはまり不安なときは、早めに相談すると安心です。
- 地肌が赤い、黒ずんでいる、ブツブツがある
- フケ・かさぶた・べたつき・においが強い
- しきりにかいたり、なめたりしている
- 左右対称に、広い範囲でごっそり抜けている
- 元気や食欲がない、水をたくさん飲む
- 1歳を大きく過ぎても毛が戻る気配がまったくない
気になって受診したときに病院で確認できること
「これは猿期?それとも病気?」と迷ったら、動物病院で診てもらうのがいちばん確実です。受診の際は、いつごろから・どの部位から抜け始めたか、かゆみや元気・食欲の様子をメモしておくと診察がスムーズです。
病院では、皮膚の状態を目で確認したり、必要に応じて皮膚の検査や血液検査でホルモンの異常を調べたりすることがあります。原因が分かれば、猿期なら安心でき、病気ならその子に合ったケアを早く始められます。
検査の内容や費用は、症状や病院によって変わります。心配な点は、受診時に獣医師さんへ遠慮なく質問してみてくださいね。
「病気かも」と一人で悩まず、気になったら動物病院で相談してくださいね。
ポメラニアンの猿期を乗り切る5つのケア
猿期そのものを止めることはできませんが、毎日のブラッシング・シャンプー・食事・肌の保護・やってはいけないことを避ける、の5つを意識すると、健やかな毛の生えかわりをサポートできます。
①毎日のやさしいブラッシング
抜けかけた毛を残したままにすると、毛玉になったり皮膚が蒸れたりしやすくなります。毎日やさしくブラッシングして、抜け毛を取りのぞいてあげましょう。
スリッカーブラシやコームを使い、皮膚を傷つけないよう毛の流れにそって優しくとかします。皮膚の血行をうながし、新しい毛が育つ環境を整える手助けにもなります。
力を入れすぎると地肌を傷つけてしまうので、あくまで「なでるように」がコツです。スキンシップの時間にもなりますよ。
ブラッシングは、1日1回、数分でかまいません。嫌がる子には、おやつを使いながら少しずつ慣らし、まずは背中など触られて安心する場所から始めるとうまくいきやすいです。
とかす前に毛先に犬用のブラッシングスプレーを軽くかけておくと、静電気や毛のもつれを防ぎやすくなります。毛玉ができてしまったときは、無理に引っぱらず、指でほぐしてから少しずつとかしてあげましょう。
②シャンプーは月1〜2回を目安に
皮膚を清潔に保つことは大切ですが、洗いすぎは必要な皮脂まで落として肌を乾燥させてしまいます。シャンプーは月1〜2回を目安にするとよいでしょう。
犬用の低刺激なシャンプーを使い、しっかりすすいで、乾かし残しがないようにドライヤーで根元まで乾かします。生乾きは皮膚トラブルのもとになるので気をつけてください。
洗うときは、いきなり泡をつけず、ぬるま湯で全身をよく湿らせてからにします。シャンプーは手のひらで泡立ててからやさしく洗い、爪を立てずに指の腹で地肌をなでるように洗うのがポイントです。
ドライヤーは高温で近づけすぎると肌を傷めるので、少し離してあたためすぎないようにします。皮膚が敏感になりやすい猿期は、シャンプー後に肌の赤みやかゆみが出ていないかもチェックしてあげてくださいね。
③被毛を育てる食事
毛や皮膚は、毎日の食事からつくられます。良質なタンパク質を中心に、皮膚や被毛の健康維持をサポートするといわれるオメガ3脂肪酸・亜鉛・ビオチンなどをバランスよくとれるフードを選んであげましょう。
成長期の子犬には、その時期に合った総合栄養食を与えることが基本です。特定の成分をサプリで足す前に、まずは主食のフードを見直すのがおすすめです。
タンパク質は毛や皮膚の主な材料になり、オメガ3脂肪酸は皮膚のうるおいを保つ働きをサポートするといわれています。亜鉛やビオチンも、健やかな被毛づくりに関わる栄養素として知られています。
フードを切り替えるときは、今のごはんに少しずつ混ぜながら1週間ほどかけて移行すると、おなかにやさしく慣らせます。食が細い子は、ふやかしたり少し温めたりすると食べやすくなることもありますよ。
④デリケートな肌を紫外線・寒さから守る
毛が薄くなる猿期は、地肌がむき出しになりやすく、紫外線や寒さの影響を受けやすい状態です。日差しの強い時間帯の散歩を避けたり、寒い季節は薄手の服を着せたりして肌を守ってあげましょう。
服を着せるときは、生地でこすれて毛が傷まないよう、やわらかい素材を選ぶと安心です。締めつけの少ないサイズを選んであげてくださいね。
室内でも、冷房や暖房の風が直接当たる場所は、地肌が乾燥しやすくなります。ケージやベッドの位置を工夫して、快適な温度で過ごせるようにしてあげましょう。
⑤猿期にやってはいけないこと
いちばん気をつけたいのが、バリカンでの短いカットです。猿期にバリカンで刈ると、その後うまく毛が生えてこない「バリカン後脱毛(毛が生えにくくなる状態)」につながることがあるといわれています。
スカスカが気になっても、猿期のあいだはサマーカットのような短いトリミングは避けるのが無難です。どうしても整えたいときは、はさみでのカットや、トリマーさんへの相談を検討しましょう。
とくに、暑い季節に「涼しくなるように」とバリカンで短く刈るのは注意が必要です。毛は暑さや紫外線から肌を守る役割もあるため、短くしすぎるとかえって肌に負担がかかることもあります。
また、「毛が薄い=病気かも」と思い込んで自己判断で放置するのも避けたいところです。心配なサインがあれば、早めに動物病院で相談してくださいね。
もうひとつ気をつけたいのが、抜け毛が気になるからと洗いすぎてしまうことです。シャンプーのしすぎは肌の乾燥を招き、かえって皮膚の状態を悪くしてしまうことがあります。
猿期のポメラニアンと過ごすときの心がけ
猿期は見た目が気になる時期ですが、いちばん大切なのは、無理にどうにかしようとせず、その子のペースを穏やかに見守ることです。過度なお手入れやストレスは、かえって毛や肌の状態に響くことがあります。
さわりすぎ・かまいすぎに注意する
スカスカが気になると、つい何度も毛を触ったり引っぱったりしたくなりますよね。でも、抜けかけの毛を無理に引っぱると、皮膚を刺激してしまうことがあります。
ケアはブラッシングのときにまとめて行い、それ以外はそっと見守るくらいがちょうどよいです。子犬にとっては、成長期の大事な時間でもあります。
他の子と比べず、成長を記録する
SNSなどで毛量の多い同じ月齢の子を見ると、不安になってしまうこともあります。でも、猿期の進み方は本当に個体差が大きいので、他の子と比べすぎないことが大切です。
心配なときは、月に1回くらい写真を撮っておくのがおすすめです。少しずつ毛が戻っていく様子が分かると安心できますし、後から見返すとかけがえのない記録になりますよ。
ポメラニアンの猿期に関するQ&A
猿期が終わったら毛量は元どおりに戻りますか?
多くの場合、大人の毛が生えそろえば、ふわふわのポメラニアンらしい毛量に戻ります。健康な換毛による猿期であれば、時間の経過とともに回復していくことがほとんどです。ただし戻り方には個体差があり、子犬のころほどのボリュームにならない子もいます。
猿期に毛の色が変わることはありますか?
猿期の前後で毛の色が変わることはよくあります。子犬のころの色から、成長とともに濃くなったり薄くなったりするのはポメラニアンの自然な変化です。オレンジやクリームなどの毛色は、大人になるにつれて落ち着いた色合いに変わることがあります。
ポメラニアン以外にも猿期がある犬種はいますか?
ダブルコートで毛量の多い犬種では、程度の差はあれ子犬から成犬への換毛が見られます。とくにポメラニアンは毛が豊かなぶん、猿期の見た目の変化が目立ちやすい犬種といえます。他犬種でも、成長期に一時的に毛が薄くなることはあります。
1歳を過ぎても猿期が終わりません。大丈夫でしょうか?
1歳を過ぎても猿期が続く子は珍しくなく、2〜3歳ごろまでゆっくり進む子もいます。元気で食欲があり、地肌がきれいなら、あわてなくて大丈夫なことが多いです。ただし、地肌の赤みやかゆみ、左右対称の脱毛があるときは、一度動物病院で相談してみてください。
猿期のあいだ、シャンプーの回数は増やすべきですか?
抜け毛が多いとつい洗いたくなりますが、シャンプーの回数を増やす必要はありません。洗いすぎは肌の乾燥やトラブルのもとになるため、月1〜2回を目安にしましょう。抜け毛対策は、シャンプーより毎日のブラッシングのほうが効果的です。
猿期のあいだ、散歩に行っても大丈夫ですか?
ワクチンプログラムが終わっていれば、猿期でも通常どおり散歩に行って大丈夫です。ただし地肌が出やすい時期なので、真夏の直射日光や真冬の冷たい風からは守ってあげましょう。日差しの強い時間帯を避けたり、寒い日は薄手の服を着せたりする工夫がおすすめです。
猿期の姿がかわいそうに見えて落ち込みます…
猿期の見た目に戸惑う飼い主さんはとても多いので、落ち込まなくて大丈夫ですよ。多くの子は成長とともにふわふわの姿に戻っていきます。今しか見られない特別な表情でもあるので、写真に残しながら、その子のペースをあたたかく見守ってあげてくださいね。
猿期の見た目が気になります。カットで整えてもいいですか?
バリカンでの短いカットは、その後の毛の生え方に影響することがあるため、猿期のあいだは避けるのがおすすめです。どうしても整えたい場合は、はさみで軽く整える程度にとどめましょう。トリミングを考えるときは、事前にトリマーさんに猿期であることを伝えて相談すると安心です。
まとめ:ポメラニアンの猿期は成長の証
ポメラニアンの猿期がひどく見えても、その多くは元気に育っている成長のサインです。最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
- 猿期は子犬の毛が大人の毛に生えかわる自然な現象
- 生後3〜4ヶ月に始まり、4〜7ヶ月がピーク、1歳前後で戻ることが多い(個体差あり)
- キツネ顔の子や成長期の子はスカスカが目立ちやすい
- 地肌の赤み・かゆみ・左右対称の脱毛は病気のサインの可能性
- ブラッシング・適切なシャンプー・食事・肌の保護でサポート、バリカンは避ける
いちばん大切なのは、他の子と比べて焦らず、その子のペースを見守ってあげることです。気になるサインがあるときだけ、早めに動物病院で相談すれば大丈夫ですよ。
猿期は、長い犬生のなかのほんの短い一時期です。今しか見られない姿を楽しみながら、毎日のブラッシングや食事で健やかな毛の生えかわりをそっと支えてあげてくださいね。
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小さな体に合うごはん選び、迷ったら
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※フードを切り替えるときは、今のごはんに少しずつ混ぜながら1週間ほどかけて移行してあげてくださいね。

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