「うちのポメ、同じ月齢の子よりずいぶん大きい気がする…」
「これって先祖返り?もしかして病気なの?」
「デカポメって聞くけど、普通のポメラニアンと何が違うの?」
小さくてふわふわのイメージがあるポメラニアンだからこそ、大きく育つと戸惑ってしまいますよね。その気持ち、先輩ママとしてよくわかります。
結論からお伝えすると、先祖返りは病気ではなく、多くは心配のいらない自然な現象です。ただし、まれに病気が隠れていることもあるので、その見分け方を知っておくと安心ですよ。
この記事では、ポメラニアンの先祖返り(デカポメ)とは何か、大きくなる理由や体重の目安、病気との見分け方、育てるときのポイントまでをまとめました。読み終えるころには、その子の個性を安心して受け止められるようになりますよ。
- ポメラニアンの「先祖返り」とはどんな現象か
- デカポメになる理由と、大きさ・体重の目安
- 子犬のうちに大きくなるか予測できるのか
- 先祖返りと病気(肥満・脱毛症X)の見分け方
- デカポメを迎える・育てるときのポイント
ポメラニアンの先祖返りとは?まず知ってほしい結論
ポメラニアンの先祖返りとは、祖先であるサモエドやスピッツの遺伝的な特徴が強く出て、標準より大きく育つ現象のことです。これは病名でも繁殖の失敗でもなく、純血のポメラニアン同士からでも自然に起こりうる個体差のひとつです。
大きく育ったポメラニアンは、愛情を込めて「デカポメ」と呼ばれています。体は大きくても、ポメラニアンらしい愛らしさはそのままです。
SNSではデカポメの写真が人気を集めていて、その存在感とかわいさのギャップに癒やされる人がたくさんいます。「大きくてもポメはポメ」と、個性として愛されているんですね。
ただし、急に体重が増えた場合などは、先祖返りではなく肥満や病気のこともあります。この記事では、その見分け方もあわせてお伝えしていきますね。
先祖返り自体は病気じゃないんです。まずは安心してくださいね。
ポメラニアンの先祖返りでデカポメが生まれる仕組み
先祖返りは、遠い祖先が持っていた「大きな体」の遺伝子が、世代を越えて強く表れることで起こります。ポメラニアンは大きな犬を小型化してつくられた犬種なので、その名残が出やすいのです。
先祖返り(隔世遺伝)とはどんな現象?
先祖返りは「隔世遺伝」とも呼ばれ、親には目立たなかった祖先の特徴が、子や孫の世代で表れることをいいます。体の大きさだけでなく、毛質や顔立ちなどにも見られる自然な現象です。
人間でも「両親は背が低いのに、祖父母に似て背が高くなった」ということがありますよね。犬の先祖返りも、これとよく似た仕組みだと考えると分かりやすいです。
犬の見た目は、たくさんの遺伝子の組み合わせで決まります。そのため、小さな親同士からでも、条件が重なると大きな子が生まれることがあるのです。
身近な例でいうと、両親が小柄でも、おじいちゃん犬が大きかった場合に、その特徴が孫に出ることがあります。これがまさに「隔世(世代を隔てる)」の名前の由来です。
ポメラニアンの祖先はサモエド・スピッツ
ポメラニアンのルーツをたどると、寒い地域で活躍していた「サモエド」という大型の犬に行き着きます。そこから「ジャーマン・スピッツ」を経て、少しずつ小型化されて今のポメラニアンになりました。
つまり、ポメラニアンの体の中には、もともと大きな犬の遺伝子が眠っています。その遺伝子が強く出た子が、先祖返りで大きく育つというわけですね。
だから先祖返りは、異常なことではなく「ご先祖さまの血が濃く出た」自然な現象なんです。デカポメは、ポメラニアンの歴史を体で見せてくれている存在ともいえます。
ちなみにサモエドは、体重20kg前後にもなる真っ白でふわふわの大型犬です。その血を引いていると考えると、ポメラニアンが大きく育つのも不思議ではありませんよね。
もともと大きな犬を、長い年月をかけて小さく改良してきたのがポメラニアンです。だからこそ、ときどき「昔の大きさ」に戻る子が出てくるのは、自然なことなんですね。
純血のポメラニアンでも先祖返りは起こる
「デカポメは雑種なの?」と心配される方もいますが、そうではありません。血統書のある純血のポメラニアン同士から生まれた子でも、先祖返りで大きくなることはあります。
純血であることと、標準サイズにおさまることは、実はイコールではありません。犬種の標準は「目指す理想」であって、すべての子がぴったりそこに収まるわけではないのです。
兄弟姉妹の中でも、その子だけが大きく育つこともよくあります。同じ両親から生まれても、受け継ぐ遺伝子の組み合わせは一頭ずつ違うからです。
体の大きさは「大きくなる遺伝子」ひとつで決まるわけではなく、たくさんの遺伝子が複雑に関わっています。だからこそ、「両親が小さいから子も小さい」とは言い切れないんですね。
先祖返りは、その複雑な組み合わせのなかで、たまたま祖先の大きさが表に出た結果です。特別に珍しいことでも、どちらかの親のせいでもありません。
成長期の栄養や生活も体格に影響する
体格は遺伝だけで決まるわけではなく、成長期の栄養状態や運動も関わります。子犬のころにしっかり食べて育つと、その分だけがっしりした体つきになることもあります。
ただし、これは「大きく見える」ことと「太っている」ことが別だという点に注意が必要です。適正な体格と肥満の違いは、後ほどくわしくお伝えしますね。
成長期に無理に量を増やして大きくしようとするのは、おすすめできません。急激な体重増加は関節や内臓に負担をかけるので、その月齢に合った適量を守ってあげましょう。
先祖返りしたポメラニアンはどのくらい大きくなる?
一般的なポメラニアンの体重は1.8〜3kg前後ですが、先祖返りしたデカポメは5kg以上、大きい子では10kgを超えることもあるといわれています。ただし大きさには幅があり、標準よりやや大きい程度の子も多くいます。
ポメラニアンの標準的な大きさ
ポメラニアンは小型犬に分類され、体高はおよそ18〜22cm、体重は1.8〜3kgほどが一般的な目安とされています。手のひらにのるようなサイズ感が、ポメラニアンの魅力のひとつですよね。
この標準サイズはあくまで目安で、健康な範囲でも個体差があります。少し大きめ・小さめでも、その子が元気なら気にしすぎなくて大丈夫です。
なお、より小さい「豆ポメ」「極小ポメ」と呼ばれる子もいますが、これは正式な種類ではなく体格の呼び名です。小さすぎる子は体が弱いこともあるため、大きさだけで選ばないことが大切です。
デカポメの大きさ・体重の目安
普通のポメラニアンの体重が1.8〜3kgほどなのに対し、デカポメは標準の2〜3倍以上の体重になることもあります。中には14kg近くまで育った子もいるといわれ、これは標準の約5倍にあたります。
下の表は、あくまで一般的な目安としてまとめたものです。数字は幅があるので、参考程度に見てくださいね。
| タイプ | 体重の目安 | 見た目の印象 |
|---|---|---|
| 標準的なポメラニアン | 1.8〜3kg前後 | 手のひらサイズの小型犬 |
| やや大きめの子 | 3〜5kg前後 | がっしりして見えるが小型犬の範囲 |
| デカポメ | 5〜10kg超 | 中型犬に近い存在感・スピッツらしい体つき |
ここまで大きくなる子はそれほど多くはなく、標準よりやや大きい程度で落ち着く子がほとんどです。数字はあくまで参考にして、その子の体型は獣医師さんと一緒に見てあげましょう。
「デカポメ」と「少し大きめの子」の違い
「うちの子、大きいけどデカポメなの?」と迷う方は多いです。標準より少し大きいだけの子と、はっきりデカポメと呼べる子には、体重のうえでゆるやかな差があります。
目安として、3〜5kgくらいなら「がっしりした小型犬」の範囲に入ることが多いです。5kgを大きく超え、見た目にも中型犬に近い存在感があると、デカポメと呼ばれる体格に近づきます。
ただ、この線引きに厳密な決まりはありません。大切なのは呼び名よりも、その子が健康的な体型を保てているかどうかです。
子犬のうちに大きくなるか予測できる?
先祖返りするかどうかを、子犬のうちに完全に見分けるのは難しいです。ただ、大きく育った子の飼い主さんからは、共通するサインが聞かれることがあります。
「子犬のころから、周りの子より一回り大きかった」と振り返る声は多く聞かれます。とはいえ、子犬の体格は日々変わるので、その時点の大きさだけで決めつけないことも大切です。
たとえば、同じ月齢の子より体重が重い、骨が太くがっしりしている、足や肉球が大きい、マズル(鼻先)が長めといった様子です。両親や兄弟の体格も、ひとつの参考になります。
とはいえ、これらはあくまで傾向で、確実な予測ではありません。「大きくなるかも」と楽しみに見守るくらいの気持ちがちょうどよいですよ。
成長のスピードにもヒントがあります。生後数ヶ月で平均をはっきり上回るペースで体重が増えている子は、大きく育つ可能性があると考えられます。
お迎えのときに、ブリーダーさんやお店に両親の体格を聞いておくのもひとつの方法です。両親やきょうだいが大きめなら、その子も大きく育つ可能性が少し高いといえます。
体の大きさが落ち着くのは、おおむね生後10ヶ月〜1歳ごろが目安です。それまでは体重を月に1回ほど記録して、成長の様子をおだやかに見守ってあげましょう。
大きくても小さくても、その子はその子。個性として受け止めてあげましょうね。
先祖返りしやすいポメラニアンの特徴
先祖返りの出方には、体の大きさだけでなく、顔立ちや毛色、性格にも傾向が見られることがあります。ただしどれも個体差が大きく、あくまで「そういう子もいる」という程度に考えてください。
キツネ顔とサイズは別で考える
ポメラニアンには、マズルが長めの「キツネ顔」と、丸くて短い「タヌキ顔」の傾向があります。祖先のスピッツはマズルが長いため、キツネ顔=大きいと思われがちです。
でも実際は、顔立ちと体の大きさは別々の特徴です。キツネ顔でも小柄な子はいますし、タヌキ顔でも大きく育つ子もいます。顔のタイプだけで大きさを判断しないようにしましょう。
とはいえ、マズルが長めのキツネ顔は、祖先のスピッツやサモエドに近い顔立ちではあります。「祖先の面影が出やすい」という意味では、先祖返りの雰囲気を感じやすいかもしれませんね。
毛色が変わる「毛色の先祖返り」もある
先祖返りは体の大きさだけでなく、毛色に表れることもあります。成長とともに、子犬のころとは違う色味が出てくるのは、ポメラニアンでは珍しくありません。
これは自然な変化で、多くの場合は心配いりません。ただし、地肌が見えるほどの脱毛をともなう色の変化は別なので、その点は後半で説明しますね。
毛色を考えるときは、「生まれつきの色」と「成長で変わる色」を分けて見ると分かりやすいです。子犬のころに淡かった色が濃くなる、逆に色が抜けて明るくなる、といった変化はよくあります。
毛色や大きさは、その子の価値を決めるものではありません。どんな色でも、大きくても、家族として迎えたその子がいちばんですよ。
性格はスピッツ族の傾向が出ることも
デカポメは、スピッツ族らしい落ち着きや人なつっこさが感じられることがあるといわれます。体が大きいぶん、どっしりとおおらかな印象を受ける飼い主さんもいます。
とはいえ、性格は育った環境やしつけ、その子の個性で大きく変わります。「大きいから穏やか」と決めつけず、一頭ずつの性格を見てあげてくださいね。
ポメラニアンは全体として、明るく好奇心が強く、飼い主さんが大好きな甘えん坊が多い犬種です。この愛らしさは、体が大きくても小さくても変わらないポメラニアンの魅力です。
先祖返り?それとも病気?大きさの見分け方
先祖返りによる大型化は健康な成長ですが、短期間での体重増加や、地肌が見える脱毛をともなう場合は、肥満や病気のサインのことがあります。気になる変化があれば、早めに動物病院で相談してください。
先祖返りと肥満の見分け方
先祖返りは「骨格ごと大きい」のに対し、肥満は「体に脂肪がついて丸くなる」状態です。この2つは、体をさわって確かめると見分けやすくなります。
先祖返りの子は、子犬のころからゆっくり大きくなり、骨や足もしっかりしています。一方の肥満は、ある時期から急に丸くなり、お腹まわりに脂肪がついてくるのが特徴です。
目安になるのが「ボディコンディションスコア(BCS)」という考え方です。あばら骨をさわって、うっすら骨を感じられ、上から見て腰にくびれがあれば、適正な体型とされています。
体重の数字だけを見ると、デカポメは「重い=太っている」と勘違いされがちです。でも骨格が大きい子は、適正体型でも体重が重くなります。数字ではなく、さわった感触と見た目で判断するのがポイントです。
心配なときは、かかりつけの動物病院でその子の適正体重を教えてもらいましょう。骨格を見たうえでの目安が分かると、これからの体重管理の基準にできて安心です。
あばら骨にさわれないほど脂肪がついていたり、短期間で体重が増えたりしたときは、肥満のサインかもしれません。食事量を見直し、心配なときは獣医師さんに相談しましょう。
黒い毛・脱毛と「脱毛症X」の注意点
毛色の変化のなかでも、地肌が黒ずみながら左右対称に毛が抜けていく場合は、「脱毛症X(アロペシアX)」の可能性があります。これはポメラニアンに比較的多いといわれる脱毛です。
脱毛症Xは、命に関わる病気ではないとされますが、見た目に大きく影響します。原因ははっきり分かっていない部分も多く、治療も体質によって効果に差があるといわれています。
また、甲状腺の働きが落ちる病気やアレルギーなど、他の原因で毛が抜けることもあります。左右対称の脱毛や地肌の異常が続くときは、早めに動物病院で相談してください。
ただの毛色の変化なら、地肌は健康な状態のまま色味だけが変わります。毛が薄くなって地肌が見えてきたときは、自己判断せず動物病院で診てもらうと安心です。
家庭でできる記録のとり方
先祖返りか病気かを見分けるうえで、いちばん役立つのが「日ごろの記録」です。特別な道具はいらず、スマホのメモや写真で十分です。
おすすめは、月に1回の体重測定と、全身の写真を残しておくことです。同じ場所・同じ角度で撮っておくと、毛量や体型の変化を後から見比べやすくなります。
体重を量るときは、まず飼い主さんが抱っこして体重計にのり、そこから自分の体重を引くと簡単です。小型犬用の体重計がなくても、これで十分に記録できますよ。
こうした記録があると、受診したときに獣医師さんへ変化を正確に伝えられます。「いつから・どこが・どう変わったか」が分かると、診察もスムーズになりますよ。
記録は、病気の早期発見だけでなく、成長のアルバムにもなります。大きく育っていく姿を写真で振り返るのは、飼い主さんにとってうれしい時間にもなりますよね。
動物病院の受診を考えるチェックリスト
先祖返りによる成長は、ゆっくり・全体的に・元気なまま進むのが基本です。逆に、急に・部分的に・元気がないまま体が変わるときは、病気のサインを疑ってあげてください。
「これは先祖返り?それとも病気?」と迷ったときの目安をまとめました。ひとつでも当てはまり不安なときは、早めに相談すると安心です。
- 数週間〜数ヶ月の短期間で急に体重が増えた
- あばら骨にさわれないほど脂肪がついている
- 地肌が黒ずみ、左右対称に毛が抜けてきた
- 元気や食欲がない、水をたくさん飲む
- お腹だけがふくらむなど、部分的に体型が変わった
- 歩き方や動きに以前と違う様子がある
見た目だけで判断せず、気になったら動物病院で相談してくださいね。
先祖返りしたポメラニアンを育てるときのポイント
デカポメは体が大きいぶん、食事量や住環境、運動を体格に合わせて整えてあげることが大切です。基本のケアは普通のポメラニアンと同じですが、サイズに合わせた工夫を加えましょう。
食事量と体重管理
体が大きい子は、その体格に合った食事量が必要になります。フードのパッケージに書かれた体重別の目安を参考にしつつ、体型を見ながら調整してあげましょう。
子犬のうちは成長に合わせて食事量が増えていきますが、成犬になったら量を安定させます。運動量が少ない子は、目安より控えめにするなど、その子に合わせた調整が大切です。
大切なのは「大きく育てる」ことではなく、「適正な体型を保つ」ことです。おやつの与えすぎに気をつけ、定期的に体重を記録しておくと管理がしやすくなります。
フード選びでは、良質なタンパク質を中心に、関節や皮膚の健康維持をサポートするといわれる成分が入ったものを選ぶと安心です。体が大きい子ほど、関節への配慮があるとうれしいですね。
ケージ・住環境を体格に合わせる
小型犬用として用意したケージやベッドが、成長とともに窮屈になることがあります。体をゆったり伸ばして休めるよう、サイズに余裕のあるものに見直してあげましょう。
寝る場所が窮屈だと、体を丸めてばかりで関節に負担がかかることもあります。ゆったり眠れる環境は、体の大きい子の健康にとってとても大切です。
フードボウルや首輪、ハーネスなども、体格に合ったサイズを選ぶと快適に過ごせます。成長の様子を見ながら、少しずつ買い替えていくと安心です。
トイレトレーも、大きくなると小型犬用では手ぜまになることがあります。体の大きさに合わせて広めのものに替えてあげると、失敗も減りやすくなりますよ。
運動と関節へのケア
体が大きいと、そのぶん足や関節にかかる負担も大きくなりがちです。フローリングには滑り止めのマットを敷き、段差からの飛び降りをさせないようにしてあげましょう。
散歩の時間は、標準的なポメラニアンと同じく1日2回・合計30分前後が目安です。体が大きいからといって、無理に長い距離を歩かせる必要はありません。その子の様子を見ながら調整しましょう。
散歩や遊びで適度に体を動かすことは、健康と体重管理の両方に役立ちます。ただし成長期の激しい運動は避け、その子の体力に合わせて楽しんでくださいね。
とくに、ソファやベッドからの飛び降りは、着地のときに足腰へ大きな負担がかかります。ステップやスロープを用意して、高いところを上り下りする回数を減らしてあげましょう。
寿命について正直にお伝えすること
デカポメについて「体が丈夫で寿命が長い」という声を見かけることがあります。骨格がしっかりしている印象からそう言われるのだと思いますが、大きいから寿命が長いと断定できる十分な根拠はありません。
体が大きいことは、関節や心臓への負担につながる面もあります。大切なのはサイズよりも、適正体重の維持と定期的な健康チェックです。その子に合ったケアが、元気に長く過ごすいちばんの近道ですよ。
年に1回の健康診断に加え、シニア期に入ったら半年に1回のチェックがおすすめです。早めに体の変化に気づけると、元気に過ごせる時間を長く保ちやすくなります。
デカポメと暮らす魅力と心構え
デカポメは、ポメラニアンのかわいさに中型犬のような抱きごたえが加わった、存在感のある家族です。大きさを個性として楽しめると、暮らしがより豊かになります。
大きいからこその魅力
デカポメは、もふもふの被毛のボリュームがあり、抱っこしたときの安定感やあたたかさが魅力です。散歩に行けば「大きいポメちゃん!」と声をかけられることも多く、話題になりやすい存在です。
また、標準サイズの子より体がしっかりしているぶん、小さな子ほど骨折などのケガに神経質にならずにすむ、という声もあります。もちろん油断は禁物ですが、ほどよい丈夫さは飼い主さんの安心につながりますね。
SNSでも「デカポメ」の愛好家は多く、同じように大きく育った子の写真を見ると、うちの子の個性を前向きに受け止めやすくなります。仲間がいるのは心強いですよね。
大きいぶん、モフモフを存分に楽しめるのもデカポメならではです。ブラッシングやスキンシップの時間も、たっぷりの被毛でより幸せに感じられますよ。
大きさを個性として受け止める心構え
「思っていたより大きくなった」と戸惑う気持ちは自然なものです。でも、体の大きさはその子が選んだものではなく、生まれ持った個性のひとつです。
大きく育ったことでケージや洋服を買い替える手間はありますが、それも一緒に成長を見守る楽しみのひとつです。想定外のことも、後から振り返れば愛おしい思い出になりますよ。
大きくても小さくても、家族として過ごす毎日の愛おしさは変わりません。その子のサイズに合わせた暮らしを整えて、のびのびと過ごせるようにしてあげましょう。
もし周りから「ポメラニアンなのに大きいね」と言われても、気にしすぎないでくださいね。その言葉は、それだけその子が個性的でかわいい証拠でもあるのですから。
デカポメを迎える前に知っておきたいこと
デカポメは狙って生まれるものではなく、迎えたあとに大きく育つことが多いため、「大きくなっても最後まで一緒に暮らせるか」を考えておくことが大切です。
先祖返りは子犬のうちに確実に見分けられないため、「デカポメが欲しい」と探しても思いどおりにはいきません。両親や兄弟が大きめの子は可能性が高い、という程度に考えておきましょう。
逆に「小さいまま育ってほしい」と思っていた子が大きくなることもあります。どちらに転んでも受け止められる気持ちで迎えるのが、その子にとってもいちばん幸せです。
価格は、その子の血統やお店の方針によってさまざまです。大きさで値段が決まるわけではないので、最新の情報はお迎え先で直接確認してくださいね。
また、迎える方法は購入だけではありません。保護犬の中にも、大きく育ったポメラニアンやミックスの子がいます。里親という選択肢もぜひ知っておいてください。
お迎え先を選ぶときは、親犬の様子を見せてもらえたり、飼育環境を丁寧に説明してくれたりするところが安心です。大きさや毛色だけでなく、その子の健康状態や性格をよく確認しましょう。
そして何より大切なのは、大きく育っても最後まで一緒に暮らす覚悟です。住まいの広さや家族の同意も、迎える前に確認しておくと安心ですね。
体の大きさは、迎えたあとに少しずつ分かっていくものです。「どんな大きさでも、この子を大事にする」という気持ちがあれば、きっと素敵な家族になれますよ。
ポメラニアンの先祖返りに関するQ&A
デカポメは病気や繁殖の失敗なのですか?
いいえ、先祖返りによる大型化は病気でも繁殖の失敗でもありません。祖先であるサモエドやスピッツの遺伝が強く出た自然な個体差で、純血のポメラニアン同士からも生まれます。ただし、短期間の体重増加など気になる変化があるときは、念のため動物病院で相談してください。
デカポメにサマーカットをしても大丈夫ですか?
バリカンで短く刈るサマーカットは、その後うまく毛が生えてこなくなる「バリカン後脱毛」につながることがあるといわれ、注意が必要です。暑さ対策なら、こまめなブラッシングや室温管理のほうが安心です。カットを考えるときは、トリマーさんに相談してから決めましょう。
デカポメはよく吠えますか?
吠えやすさは体の大きさではなく、その子の性格やしつけ、環境で変わります。ポメラニアンはもともと警戒心が強く吠えやすい傾向がありますが、子犬のころからのしつけで落ち着かせていけます。デカポメだから特別うるさい、ということはありません。
ポメラニアン以外の犬種でも先祖返りは起こりますか?
はい、先祖返りはポメラニアンだけの現象ではありません。小型化してつくられた犬種では、祖先の特徴が強く出て大きくなることがあります。トイプードルなどでも、標準より大きく育つ子がいるのは同じ仕組みです。
血統書があれば先祖返りしませんか?
血統書は「純血であること」の証明で、大きさを保証するものではありません。そのため、血統書のある子でも先祖返りで大きく育つことはあります。血統書の有無にかかわらず、その子の個性として受け止めてあげてください。
大きく育つと飼うのが大変になりますか?
基本的なお世話は普通のポメラニアンと同じですが、食事量やケージ、散歩の運動量を体格に合わせて調整する必要があります。関節への負担にも配慮してあげましょう。大変というより「その子のサイズに合わせた工夫」が必要になる、と考えるとよいですよ。
デカポメは多頭飼いに向いていますか?
多頭飼いに向くかどうかは、体の大きさよりその子の性格や社会性によります。おだやかな子なら、先住犬とも上手に暮らせることが多いです。体格差がある子同士は、遊びのなかで小さい子がケガをしないよう、見守りや環境の工夫をしてあげてください。
先に迎える順番や、それぞれのごはん・寝床のスペースを分けることも、仲よく暮らすコツです。焦らず時間をかけて、少しずつ距離を縮めさせてあげましょう。
体の大きさはいつごろ落ち着きますか?
ポメラニアンの体格は、おおむね生後10ヶ月〜1歳ごろに落ち着いてくることが多いです。それ以降は、大きく体重が増える場合は成長ではなく肥満のことがあるため注意が必要です。成犬になってからの急な体重変化は、動物病院で相談すると安心です。
まとめ:ポメラニアンの先祖返りは個性のひとつ
ポメラニアンの先祖返り(デカポメ)は、病気ではなく祖先の遺伝が強く出た自然な現象です。最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
- 先祖返りは、祖先サモエド・スピッツの遺伝が強く出て大きくなる現象
- 純血のポメラニアン同士からも起こり、病気や繁殖の失敗ではない
- デカポメは5〜10kg超になる子もいるが、標準よりやや大きい程度が多い
- 短期間の体重増加や地肌が見える脱毛は、肥満・病気のサインの可能性
- 食事・住環境・運動を体格に合わせ、適正体重の維持を大切に
大きくても小さくても、その子の愛らしさは変わりません。個性として受け止めて、気になる変化があるときだけ動物病院に相談すれば大丈夫ですよ。
先祖返りは、ポメラニアンがたどってきた歴史のあかしでもあります。その子が持って生まれた個性を、どうかあたたかく受け止めてあげてくださいね。
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※フードを切り替えるときは、今のごはんに少しずつ混ぜながら1週間ほどかけて移行してあげてくださいね。

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